●口語と罰金と悲しい歴史と・・・
チャイナ・タウンで見つけたVESPAです。P系をベースにレッグをカットダウン、ホーンキャスティングをメッキに変更、サイドパネルがSTDになっているばかりか、アルミホイールまで履いた凄い1台!


オーチャードでピンクのVESPAを発見!何かのデリバリー号のようです。したがってこのP系もシングルシートを採用しています。ボックスもピンクに塗ってセンスの良い仕上がりになっています。しかしここはタクシースタンド、駐車してはいけません!
チャイナ・タウンにある美しいヒンドゥー寺院『スリ・マリアンマン寺院』です。インドから来た商人さん達によって1827年に建立されました。疫病を治癒すると信じられている“女神マリアンマン”を祭ってあるそうです。中の写真を撮影するにはS$3必要です。ビンボーなVESPA屋さんの僕にはそんなゆとりが無いので、諦めてロレックスでも買って帰る事にしました(笑)

 ただ、アジアに行く時は楽しむ事ばかりではなく、歴史的な背景も少し学んで行くのもひとつの方法ではないでしょうか?皆さんのご存知のとおり、第二次世界大戦の際、僕達の諸先輩はとんでもない過ちを犯してしまいました。
 1942年2月15日から45年8月15日までの約3年6ヶ月の間、シンガポールは日本に占領されて『昭南島』と言う名前で呼ばれていました。その間に行なわれた大虐殺は『ナチスにも匹敵する』(あまり良い表現ではなく申し訳ないです・・・)と言われています。
 トラックに市民を乗せてそのまま殺したと聞きました。その数は公には6000人以上・・・でもシンガポールでは3万人とも6万人とも言い伝えがあるそうです。

 相変わらずアジアに対しての日本円は強く、買い物天国の感があるシンガポールですが、もうひとつ踏み出したとらえ方をしても良いのではないでしょうか?心あるトラベラーとして、心ある日本人として、心あるアジア人のひとりとして・・・

 現地の友人が教えてくれたシンガポールの悲しい歴史を、僕は帰国の飛行機の中で複雑な心境で考えずにはいられませんでした。

 仕事がら海外出張に出る機会が多いのですが、世界に目を向けるとどうしても避けては通れない歴史感があるように思います。それらは僕達の年代が率先してクリアしていかなければならない大きな課題なのかも?しれませんネ・・・皆さんはどう思われますか?



こちらが有名な観光スポット『チャイナ・タウン』です。数年前に大規模な“レストア”が行なわれ、ザワザワでビジーな独特な雰囲気が失われました。その反面に観光地化されて親しみ易い雰囲気になりました。僕は以前の方が好きですネ。どこへ行っても華僑の方のパワーとバイタリティは凄い物があります!大不況であえぐ日本人も見習うべき点が一杯ありますよ。

番外ですが、手前の赤&青ベゼルのGMTマスターがシンガポールで購入した物で、60年代の物で1675と呼ばれているモデルです。ちなみに偽物をつかまされない為にアドバイスをひとつ・・・オーチャードにロレックス・シンガポールの本社ビルがあります。
 ここではシンガポール市内で購入したアンティーク・ロレックスを無料で鑑定してくれます。真偽を10分位で調べてくれた上にCal&Refも調べてくれますが、保証書は発行してくれません。ただ、本物という事がお墨付きになる訳です。

 もうひとつアドバイスですが、僕は海外に行く際には必ずGMT機能(2ヶ国以上の時間が分かる物)付きの時計をして行きます。国際電話等で日本に連絡をする時は必需品ですからネ。
 僕は結構時計好きで腕時計は100本位持っているのですが、ロレックスの場合、GMT機能の付いたものはこの1675モデルの他、17700、16570の3本を使い分けています。後者の16570は3ヶ国の時間を知る事が出来るスグレ物なのです。

 以前はGショックのAW500を愛用していたのですが、突然の電池切れに見舞われ、困った事がありました。その後、改良されたAW570系も好きで色違いを10本ばかし交互に使用していましたが、やはり海外に出る場合は自動巻きの機械式時計のGMT機能搭載が1番・・・と言うところに僕はたどり付きました。もっともコレらは海外出張用にしか使わない時計達で、普段は手巻きの71型スピードマスターを使用している移り気な僕です(笑)