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『ベトナム』 は農業国です。日本の穀物自給率が 28%
足らずなのに比べ、『ベトナム』 は何と 127% です ! ! (2003年農林水産省調べ) ですから、『ホーチミン』
郊外は一面の畑で、牧歌的な景色が続きます。さらにコーヒーに至っては、ブラジルに次ぎ世界第二位の生産量を誇るとの事ですよ。
牧歌的な光景に見とれていたら、途中で三輪バイクの荷台に載せられたブタに遭遇・・・ ドナドナですな〜
(笑)
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上の写真 現役で頑張る 『ランブロ』
は、個々の仕事に合わせて、荷台付近がモデファイドされている物を多く見ました。この 『ランブロ』
は荷台内部に木の箱が入るようになっていますね。
下の写真 キレイに塗り分けられている 『ランブロ』
も結構見ました。やはりホワイトベースにノーズにブルーが入るペイントは万国共通ですね。
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上の写真 『カイベー水上マーケット』
の船着場の様子です。真ん中の橋を渡り、小型のエンジンボートに乗り込む訳ですが、両サイドの緑色の部分に注目 !
! 何とコレ、水草の 『ホテイアオイ』
なのですが、日本で見るサイズの10倍はあろうかと言う、超巨大版で、食虫植物にも見えます。川に落ちたら 『ホテイアオイ』
に食べられてしまいそうです (笑) 。
下の写真 船着場の露店で見かけたミネラルウォーターです。日本では見かけない
『JUDO』 と言うメーカーの物なのですが、“BEATLESファン” の僕としては、ついつい 『ヘイジュード』
をイメージしてしまいます。但し、実際のところ、 『JUDO』 ではなく 『JUDE』 が正解なんですがね・・・ (笑)
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こちらの写真は、お昼ご飯を頂いた古民家 (日本風に言うと)
を改装したレストランです。辺り一面にキレイに整備された庭が広がり、とっても素敵なところでした。
暑いので、扇風機を回して下さったのですが、この扇風機、よく見ると
『SANYO』 ではなく 『SANNYO』 と書いてありました。ベトナムは “何でも有り” です (笑)
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メコン川です・・・ 支流を小型のエンジンボートでトロトロ移動するのは情緒 (←日本風で言えば)
があってイイのですが、一歩本流に出れば、その大きさたるや、写真ではなかなか表現出来ない程・・・
果てしなく続く、白い雲の彼方に対岸が見えるのがお分かりになるでしょうか
? 泳ぎが得意ではない僕は、終始、恐怖で顔が引きつっていました (苦笑)
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中央郵便局 今まで何度も前を通った事があるのですが、なかなか入る機会のなかった、この 『中央郵便局』
ですが、今回、最終日に訪れる事が出来ました。
この建物は19世紀末の 『フランス統治時代』
に建てられた物で、現在は 『建築文化財』 に指定されています。その 『建築文化財』
を惜しげもなく郵便局として使うとは、何とも贅沢な話です。勿論、郵便局 =
公共施設なので、無料で入り見学が出来ます。
内部はクラシックなアーチ状になっており、入口付近にはビンテージな電話ボックスもあったりします。とっても素敵な建物なので、立ち寄る価値のある場所です。
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さて、最終日は今回のメインディッシュ(笑)、『カイベー水上マーケット』
へと足を運びました。
TVで取り上げられる事も多いので、ご覧になった方も少なくないと思いますが、『メコン川』
に小さなボートが浮かび、その上で色々な物が売られていて、活気に満ち溢れている・・・ 何とも、素敵な光景ですね。旅好きな僕としては、以前から一度、この活気ある水上マーケットに行って見たかったので、この日は本当に楽しい一日となりました。
ところで肝心の、この
『カイベー水上マーケット』 とは、何処にあるのか ?・・・ 実はお恥ずかしながら、僕もベトナムにあると言う事は知ってはいましたが
(苦笑)、詳しい場所までは知らなかったので、ガイドさんに聞いてみたところ、 『ホーチミン』
市内から約120Km、車でだいたい2時間半〜3時間程度との事・・・
思ったよりも近く、日帰りOKな距離だったので、行って見る気になったのは言うまでもありませんが、もうひとつの目的は、『カイベー水上マーケット』
へ行くまでの郊外の牧歌的な風景の中で、何か珍しい古いバイクを見る事は出来ないか ?
そんな別の楽しみもあって、カイベー行きを決断した次第です・・・
が、結果的にこの決断が大正解 ! !
古いバイクは勿論の事、ランブレッタの三輪スクーター、『ランブロ』 が一杯走っている光景に遭遇 !
その数たるや半端ではなく、『カイベー水上マーケット』 まで向かう片道で、軽く30台以上は目撃しました。しかも、どの 『ランブロ』
も現役でガンガン使われているので、感動してしまいました。 『いや〜 ベトナム恐るべし』 ・・・
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がんばるランブロ 『カイベー水上マーケット』 へ行くまでに、ビックリする程 『ランブロ』 に出会いました ! ! どの
『ランブロ』 も 『これでもか ! ! 』 って言う程、荷台に荷物が積み上げられ、道路脇を申し訳なさそうに “トコトコ”
と走っているので、その姿がカワイイのなんの・・・
『一台、日本へ買って帰ろうかな〜』
とも思ったのですが、“ジャパンマネー” で “札びら切って”
日本へ持ち帰り、レストアして雑貨屋の店頭に飾りとして置かれる位なら、(←三輪車によくある運命です。)
このままベトナムの地で生涯を全うした方が 『ランブロ』 にとっては幸せなような気がしました。
ちなみにこの 『ランブロ』
は 『ランブロ550』 と言うモデルで、荷台のサイド部分が 『Lambro550』
とエンボス加工で浮き出ています。偶然にも、お店に当時の販売用のポスターがありました。象がキャラクターになっており、なかなかオシャレな感じですよ。
| さて、こんな感じで “ランブロ・ウォッチング” をしていると、あっ ! と言う間に時間が経ち、気がつけば目的地の
『カイベー水上マーケット』 へ到着してしまいました ・・・ 『ランブロ』 を沢山見て、超満足していたので、『本日はこれで終了〜』
って感じになっていたのですが、本来はここからが、今回の旅のメインディッシュだったんですね〜 (苦笑) 。
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カイベー水上マーケット かの 『司馬遼太郎 氏』 が
『ベトナム戦争中にも関わらず、メコンデルタの豊かさを感じた気がする』
と述べられているとおり、この辺りの野菜、穀物、果物はメコンの肥沃な水から養分をたっぷりもらって育っているので、他の地域の物に比べ美味しいとの事・・・
とは言え、『川=水が濁っていない』
と言う事が前提の日本人にとって、このコーヒー牛乳のような川の色は衝撃的です。また、対岸が遠くに見える程小さいので、『これが川なの
? 』 ってさらに衝撃が・・・ この海のような “大きなメコン川”
を、現地でチャーターした小型のエンジンボートで移動するのですから、少々怖いと言うのが本音です。
ちなみに水上に停泊している船には、その日、販売する物がポールの先に掲げてあります。写真はカボチャを専門に売る船ですが、船のポールの先に注目して下さい
! ! ・・・ カボチャがあるので、何を売っているのか ? 一目瞭然ですね。
この辺りは 『カンボジア』
から来て商売をする船も多く、商品が売り切れると、ここ 『カイベー』 で仕入れをして帰り、『カンボジア』
で販売すると言った、なかなか商魂たくましいモノだったりします。
| | ところで、『カイベー水上マーケット』 に到着してからは、青いアオババ (← シャレじゃないよ〜
アオザイのパンツバージョンの事) を着た “カイベーのローカルガイド”
の女の子と合流して、ライスペーパー工場やポン菓子工場、それにココナッツキャンディの工場を見学、(← 工場見学三昧・笑)
その後、メコン川の支流をクルーズして、『エレファント フィッシュ』
を使ったランチに舌鼓・・・
と、悪くはない流れでしたが、困った事にローカルガイドの女の子が日本語を殆ど話せないのです (笑)
。笑顔のカワイイ天真爛漫な子で、多少の事は許せてしまうのですが、それでも、質問した事に殆ど答えてくれないので、かなり痛かったですね〜 (苦笑)
。まぁ、コレも旅の思い出としておきましょう。
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ランチはエレファント
フィッシュ・・・ ローカルガイドさんが水槽の中にいる超ブサイクな魚 (エレファント フィッシュ) を指差し、
『今からコレを食べます。』 って言った時には、冗談だと思った・・・ が、結局、ランチのテーブルの上に並んだ・・・ しかも原型をキープして
(苦笑) 。
食べ方はいたって簡単で、『エレファント フィッシュ』
の白身部分とキュウリを香草で巻いて食べると言うモノなのですが、これがもの凄く美味しい ! !
食わず嫌いはイケませんね。
他にもこの日はメコン川で獲れたばかりの 『手長エビ』 や
『野菜と豚肉のスープ』、『豚肉の煮込み』、それに 『ご飯』 も大盛りで、もうお腹一杯 ! !
これにデザートとして、現地で採れたばかりの 『リュウガン』 『バナナ』 『パイナップル』
まで出たので、大満足です。ローカルガイドさんが日本語を喋れない事など、帳消しですね〜 (笑)
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| こんな感じで 『カイベー水上マーケット』 で楽しく過ごしたのですが、『ホーチミン市内』
には午後4時前に戻れそうな感じだったので、『サイゴン大教会 (聖マリア教会) 』 と 『中央郵便局』 を見学したかった僕は、ツアーバス
(僕の場合はセダンでしたが・・・) のドライバーさんにお願いして、ホテルに直帰せず、その近郊で降ろして頂く事にしました。(補足 =
この二つの建物は道路を挟んで向い側の場所なので、同時に見学する事が可能なのです。)
とは言え、少し気持ちは焦っていました・・・
何故なら、『サイゴン大教会 (聖マリア教会) 』 の内部の見学は午後4時まで・・・ 以前、『ホーチミン』
を訪れた際、時間調整がうまく行かず、見学出来なかったと言う苦い経験があるからです。結局、『サイゴン大教会 (聖マリア教会) 』
の前で降ろされたのは、ちょうど午後4時・・・ 急ぎ足で教会内部へと駆け込みました。
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サイゴン大聖堂(聖マリア教会) ここは以前もご紹介した事がありますが、今回、運よく内部を見学する事が出来ました。こう言った荘厳な雰囲気の中では、宗派を問わず、自然と気が引き締まりますね。中ではお祈りをされる方が沢山いたので、邪魔にならないよう、そ〜っと見学して、この場を立ち去りました。大変に美しい教会ですので、『ホーチミン』
を訪れる機会がある方は、是非、足を運んでみて下さい。
| | さて、いかがでしたでしょうか ? ここ最近、忙しい日が続き、なかなか休みが取れなかったので、仕事で訪れた 『ホーチミン』
でプチ休暇を兼ね、観光をして美味しいベトナム料理を食べて来た訳ですが、あっ !
と言う間の4日間でした。楽しい時間はもの凄く早く過ぎる物ですね・・・
ここ最近、『ベトナム』
にハマっているので、恐らく、来年も仕事を兼ねて行くと思います。正直なところ、スクーター好きとしては、『ランブロ』
の存在がもの凄く気になるところです。もしかしたら来年は、『誘惑に負けて、オンボロ ランブロを買いに行きました。』 って事になるかも ?
しれませんね〜 (笑) 。
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上の写真 干草を一杯に積んで疾走 ? する 『ランブロ』
です。ご覧のとおり、後方に干草をまき散らしながら走っている訳ですが、誰も文句を言いません・・・ “おおらか”
でイイですね。
下の写真 道路脇には小さなお店が沢山あります。多くが雑貨店や食堂のようです。お店と言うより、日本人的な言い方をすると、露店商と言った感じです。こちらの写真はその露店の横に停まっていた
『ランブロ』
です。勿論、現役のようです。
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上の写真 道路脇にずらっと並んだ
『ランブロ』 の姿は圧巻 ? ですね。オンボロですが現役で “生涯全う中”
の姿は、本来の三輪スクーターの有り方だと思いますね。
下の写真 荷台にココナッツを一杯積んだ
『ランブロ』 にも遭遇。ご多聞に漏れず、いつ荷台から落ちてもおかしくない状態です。頑張れ “オンボロ ランブロ” ! !
(笑)
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こちらはメコン川クルーズの途中で立ち寄った旧富豪のお宅・・・ 正直、“カイベーのローカルガイドさん”
の日本語がたどたどしく、なかなか会話が成立しなかったのですが
(苦笑)、聞いてみたところ、この建物は80年程前に建てられた、村の富豪の私物との事。“時代が時代”
だけに、『フランス統治時代』
の面影が色濃く残る、シックな建物です。
さらにそのローカルガイドさん曰く、『今はビンボー、ツアーで見せてます。』
と “分かるような分からんような” 説明をしてくれました・・・ 思わず
『僕もビンボーです。何故なら、日本語もロクに喋れないガイドが来るような、格安ツアーにしか参加出来ないからです。(←
ジョークなので、本気にしないように ! ) 』 って、言ってしまいそうになりました (苦笑)
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サービスがイイのか ?
それとも、見学する場所がネタ切れになった為なのか ? とにかく、メコン川の支流の “ジャングルチック”
な部分をクルーズしまくってくれます。『コレでもか ! 』 『もっと見ろ !』 って言わんばかりに ・・・ (苦笑)
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最初は楽しいのですが、1時間も “コーヒー牛乳のような川”
を眺めるのは飽きますね〜 ただ、川岸やボートですれ違う現地の人を見るのは、多少なりとも文化を伺い知れるような気がして、楽しかったりします。
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上の写真 メコン川の支流には、沢山の橋がかかっています。この写真はボートから撮影した物ですが、ご覧のとおり、かなりのビンテージ感・・・ 多くの橋はこんな感じの年代物ばかりです。とは言え、辺りの景色と相まって、映画のワンシーンのようでもあります。
下の写真 川に隣接する民家の屋根にはTVアンテナも・・・ こちらは辺りの景色には似合わず、違和感がありますね〜
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4日目の晩ご飯です。 さすがに遠出をしたので、晩ご飯を市内に食べに出る元気はなく、4日目(最終日)
の晩ご飯も、ホテルの最上階にあるレストランで食べる事にしました。
いつもに比べ少し軽めに ?
注文しました。内容は・・・『卵スープ』、『揚げ春巻き』、そして 『シーフードカレー』
です。特にカレーはスープのような感じで、中には沢山の海の幸が入っていて、もの凄く美味しかったです ! ! 今回は (今回も
? ) 最後の最後まで食べ続けましたね〜 (笑)
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