『木造校舎』 の木の板壁が、朽ちていて、少し剥げかかっていました。

とは言え、こげ茶のコールタール板壁と、ベージュの 『VESPA』 はなかなか良く似合います


上の写真
今回は 『R』 の 『細いサス』 に 『メッキスプリング』 を組み合わせて、初期モデル特有の “頼りない感じ” に演出してみました。 『ミラー』 は 『シルバーのフチ』 にカスタムした 『bummミラー』 です。

下の写真
『50Sビンテージ・シリーズ』 の半分しかない 『サイドフラップ』 です。この形状から、僕は 『スモールフラップ』 と呼んでいます。それが、広まって、このモデルのニックネームになってしまったようです(笑)。

カスタム感を出す為、『メッキのフライホイールカバー』 に、『同色のフライホール』 にしています。『キックアーム』 や 『スタンド』 も 『メッキ仕様』 です。


上の写真
今回は 『デッドストック』 の 『赤文字スピードメーター』 を採用しました。『グレーグリップ』 に 『シャープレバー』 は60年代当時のフォーメーションです。

下の写真
『スモールフラップ』 には、『スペアタイヤ』 を装着させない (僕の好みで・・・) 事が多いのですが、今回は 『ホワイトタイヤ』 と言う事で、あえて取り付けました。



前方からのショットです。こちらの写真は校庭で撮影した物です。

前からの撮影なので、“木造校舎から見て前側” の校庭でのショットを使ってみました。

て、このページでは 『木造校舎』 の前で撮影した『1964年型』 の 『50Sスモールフラップ』 をご紹介させて頂きます。
このモデルは、現在、国内で販売される事は皆無と言っても過言では無い、大変にレアなモデルです ! !

実は、『スモールフラップ・VESPA』 の中でも、細かなマイナーチェンジが施されていたりするんですよ。

それに、『50』 と 『90』 では、微妙にボディワークが異なり、『サイドフラップ』 の取り付け方法も違っていたりします。1960年代の 『VESPA』 って、日進月歩で進んでいる感がして、とても興味深いです。

『長谷小学校の裏手』 になります。細い道が通っていますが、どうやら、生活道路のようで、案外、車の通りが多いのには驚かされました。

裏手と言う事で、ソレに合わせて、『VESPA』 も後ろ向きにしてみました。クサイ演出ですが、なかなかハマっていませんか ? (笑) 。

実は写真を撮影していて気が付いたのですが、校庭よりも、裏手の方が、周りのロケーションも良く、シンプルなので、どう考えても、こちらの方が 『VESPA』 の撮影には、向いているように思えます。ですから、あえて、今回は裏手で撮影したショットのみを使用したいと思います。

裏手には、キレイな花が植えてあり、道路もいい感じのコンクリートです。アスファルトだったら、結構、台無しになったような気がしますが、このスジの入った白系のコンクリート道路が、何よりも 『VESPA』 を映えさせる、“縁の下の力持ち的” な役割をを果たしているように思えます。

撮影に来た日は、梅雨の合間の “微妙な晴れ間” だったのですが、突然、雲が出たりして、結構、焦ったりはしました・・・
とは言え、日頃の行いが良いのか (笑) 、平均的には “はな曇り” と言ったトコで、運良く、雨の洗礼からは逃れる事が出来ました。

ただ、目まぐるしく雲が動き、空の様子が変わるので、写真を撮影するのは一苦労でした・・・デジカメに移行してから、全く露出計を使わなくなった為、この日のようにシビアな空模様だと、思った以上に暗くなったり、色が飛んだりと、もう大変・・・(苦笑)。

でも、最近は全てデジカメ + フォトショップのおかげで、フィルム時代のように、超神経質に撮影する事もなくなり、『パッ、パッ』 って感じで撮影が進むので、とっても楽です。

今、フィルムカメラで撮影したら、間違いなく、腕が落ちていると思う、その上、一瞬の判断力や勘も低下している事は必至・・・
でも、もう、この便利なツールからは、元には戻れない(笑)。

こちらの写真は左サイドからのショットです。
僕は個人的にマクロ系のポートレートを狙った物より、広角派なので、『VESPA』 の足元から空までドーンと抜いて写すのが好きです。広角ですから、少し、ゆがんだように写りますが、それもまた “味” として、僕は好きだったりします。

ただ、『VESPA』 のように、デザインやラインを見て頂く場合、僕のように広角を使用するのは、ご法度なのでしょうが、僕は比較的、気にしない方なので、今後も広角ショットでお付き合いをお願いします (笑) 。

さて、いかがでしたでしょうか ? 『長谷小学校』 と 『50Sスモールフラップ』 は・・・

思った以上に街中から近く、全く “へき地感” が無いのには、驚かされましたが、ほんの少し足を延ばした所に、こんな場所があると言う事を、覚えておいて、損は無いと思いますよ。




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こちらの写真も、こげ茶の板壁と 『VESPA』 のショットです。

このビンテージな板壁にサッシの窓が、もの凄くミスマッチです。でも、案外それが面白かったりしますね。


上の写真
オーナーの方の要望で、『コンチネンタル』 の 『ホワイトタイヤ』 を装着しました。
『ホイールボルト』 も 『メッキ施工』しています。

下の写真

『純正タイプのマフラー』 も 『メッキ仕様』 にしています。この 『マフラー』 は 『VSHのオリジナルパーツ』 で、『ホーチミン』 の 『VSH契約工場』 で製作している物です。

タイヤ交換の利便性や、縁石等にマフラーエンドが当たり、折れたりするトラブルを回避する為、少し角度を外に向け、パイプ自体も短く仕上げた苦心作です。
おかげさまで、良く売れております。あなたの 『VESPA』 にも是非 ! ! (笑)。


上の写真
当然、この年式は 『丸パイプ・ブレーキアーム』 です。当然ですがメッキ施工しています。VSHはメッキ好きです (笑) 。

下の写真
黒い 『VESPA50S』 の流れ文字は 『当時のオリジナル』 の再現です。『四角のセンターバッジ』 も 『60年代のスモールVESPA』 の大きな特徴です。『ホーン』 は 『内部を同色』 にして、『シェルのメッキカバー』 でキメました。

後方からのショットです。『テールライト』 は 『当時のデットパーツ』 を使用しています。

もうお分かりでしょうが、後からの撮影なので、“木造校舎から見て後方” の裏道路でのショットを使用しております (笑) 。