やはり “右斜” めからのショットは、『VESPA』 を一番、美しく見せてくれます。

特に、サス、ハブカバー、エンジンフラップ、キックペダル、フライホイール、ミラーetc... パーツが集結している、右斜めの、いわゆる “7対3ショット” は、素敵だと思いませんか ?


フロント関連も、徹底的にバラバラにして、細部まで塗り分けました。

真っ赤なフロントの内部に、『ブレーキドラム』 だけ、『ホワイトのサークルライン』 を描いて見えるように工夫しました。

『サス』 は 『メッキ施工』 で、『小物類もオールメッキ仕様』 、『ハブカバー』 は 『VSHのオリジナルパーツ』 で、ステンレス製です。格好イイでしょ〜


エンジンフラップ』 の部分も、丁寧に塗り分けました。フライホール、フライホイールカバー、フラップと、交互に色が配列されるようにしています。勿論、『エンジンのマウントボルト』 も、『メッキ施工パーツ』 です。


旧型の 『流れ文字エンブレム』 に、『スクエアタイプのPマークセンターバッヂ』 を採用しました。

『ホーン』 は 『レッド ホーン』 に 『メッキのシェルカバー』 を装備、『ミラー』 は定番の 『バム製』 ・・・
『70年代の旧型・グリップ』 に 『ブレーキレバー』 は 『純正のメッキ施工品』 をチョイス!!

『ウインカー』 はボディ・カラーに合わせて、 『ホワイト ウインカー』 といった、新旧カスタムパーツの “王道満載” です (笑) 。


右横からの写真です。
どうしても、この構図は、『カタログ』 のような感じになってしまいますね (笑) 。

全体的なフォーメーションをこの角度から見ると、やはり 『シート』 を 『純正の黒』 にして良かったと思いませんか ? 白や2トーンにしていたら、少しヤリ過ぎて、下品になっていた可能性もありますから・・・

のページでは、セーラー服のコスプレに華を添えてくれた、キュートな 『ホワイト&レッドのVSHカスタム50S』 をご覧頂こうと思います。

今回のオーナー様も、女性の方で、派手ではなく、カワイイ感じのカスタムをご希望でしたので、カラーリングは2トーンという、一見、派手な仕様ですが、ホワイト部分には、1960年代にイノチェンティ社が採用していた、ランブレッタの純正カラー、通称 “イノチェンティ・ホワイト” を採用し、全体的にベースがシックに見えるように工夫しました。

また、レッドの部分も、それに合せ、少し薄い感じに設定しました。中には、無意味に、真っ赤なイタリアンレッドを使いたがる、VESPAショップさんもあるようですが、ケースバイケースで、レッド系の配色を考えないと、ただ派手なだけで、下品な仕上がりになる場合も多いので、注意が必要だったりします。

『VSHカスタム 2トーン・VESPA50S』 です。
色の配色とパーツの塗り分けを、徹底的に考えたので、2トーン仕様とはいえ、派手さを押さえた、大変にシックな感じに仕上がりました。

晩秋の落ち葉が、何故かしら ? よく似合う 『VESPA』 です (笑) 。

さて、今回のベースモデルは、一般的な、『VESPA50S・ビンテージ』 ですが、ワンオーナーで殆ど使用されていない美車でした。ですから、非常にカスタムの素材としてはこの上の無い一台で、純正のアロイ レッグシールド モールも、ほぼ新品の状態で保たれていました。

最近では、キレイなままで、純正のアロイ レッグシールド モールが残っている事は少なく、ここ数年は、純正が欠品になっており、入手が困難な状態の為、あえて、この部分は残して、磨きをかけて使用しました。

カスタム感があるのに、フロントビューに落ち着きがあるのは、この為です。社外品のメッキモールを使用せず、純正パーツにこだわって正解だったと思います。


『セーラー服』 って 『木造校舎』 によく似合うって、先に書きましたが、『VESPA』 も “負けず劣らず” 、よく似合うと思いませんか ? (今さらでもないですが・笑) 。

この写真だけを見たら、何だか “昭和の香り” がしますね (笑) 。左上の片隅に見切れている、山間の景色もなかなか素敵ですしね・・・

ところで、肝心のエンジンの方ですが、通勤に使われるのが、前提の 『VESPA・50S』 だった為、50ccでは交通の流れに乗る事が、少々難しいし、今の交通事情を考慮した場合、国産の原付スクーターまでもが、かなり高速化しているで、ノーマルのエンジンでは、流れに乗れず、『危険』 と判断をしました。

そこで、102cc + ギア比の変更etc... (秘密・笑) で、キビキビと走り、国産スクーターを “カモれる仕様” にしてみました。勿論、ピンクナンバーになりますが、『二段階右折』 をしなくてもよく、何かとメリットのある仕様だと思います。

『セーラー服』 も 『VESPA』 も 『木造校舎』 によく似合うって、先に書きましたが、(←くどい・笑) 『木造校舎』 に一番よく似合うのは、『パンチラ』 だと思いませんか ?

シャレの分かる、VSHファンの貴兄なら、きっと 『そうそう』 と、うなずいてくれている事と、信じています(笑)。

さて、いかがでしたでしょうか ? 2トーンという、一見、派手なカラーパターンを採用しましたが、配色とフォーメーションに徹底的にこだわり、シックに見せる演出をした、『VSHカスタムのVESPA50S』 は? ・・・

ご予算のある方はお気軽にご連絡を、ご予算の無い方は、指をくわえて見て下さい (笑) 。

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こちらの写真は、“左斜め” からのショットかですが、『マフラー』 の形状を細部まで見せる為、少し、リア部分を手前に持って来て撮影しています。

真横のショットと “かぶる為” 、本当はもう少し、リアを時計周りと反対方向にズラしたいトコではありますが・・・ 難しい問題です (笑) 。


右半分と打って変わって、こちらのフロント部分は、ホワイトを基調としました。

塗り分けに際し、センター部分にホワイトが来るように、アクスルシャフトも抜いて、ブラスト施工後、塗装しました。

手間と時間はかかりますが、完成した時の見栄えが全然違って来ます。
勿論、『ホイールボルト』 も 『メッキ加工』 しています。


リアのホイール部分です。当然の事ながら、フロントと同じ塗り分けですが、『センターボルト関連パーツ』 は、『メッキ施工』 しています。また、『マフラーもメッキ仕様』 を採用、このパーツも、『VSHのオリジナルパーツ』 になります。


『リア・キャリア』 は 『M型』 を採用、『テールライト』 は 『旧型のダルマタイプ』 で、『反射板』 は 『VSHのオリジナルパーツ』 です。
おかげさまで、大人気のパーツです。貼るだけで、60年代に大変身!! (笑) 。

『シート』 はシックに行きたかったので、あえて 『純正の新品シート』 を採用しました。カラーシートにする事も多いのですが、今回は、この判断で正解だったと思います。


左横からの写真です。
この構図から見ると、『ホイールの塗り分け』 と、『メッキマフラー』 がポイントになります。

今回は 『スタンド』 も 『白にペイント』 して、『スタンドゴム』 は 『グレーのパーツ』 を採用しています。

どうしても、左側からの印象は、右に比べ、シンプルに見えてしまいますね。