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村上雅房公のお墓を守るように大きな楠がありました。この “大楠”
は町の天然記念物になっていました。
幹周は7mもある立派な物で、まさに御神木ですね。
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上の写真 村上雅房公のお墓を探している時、偶然に 『大深山展望台はこちら』
と言う看板に遭遇しました。『行ってみようかな ? 』
とも思ったのですが、まずは、お墓を探さなければイケないので、後ろ髪を引かれつつ
(笑)、この看板を後にしました。
下の写真 大楠とお墓を見学出来た後、思い残す事もなく
(笑)、 『大深山展望台』
への山道を登っている時の事・・・ “ヤマンバ” の出て来そうな廃屋を発見。もし、“ヤマンバ”
に追っかけられたら、登りでは一層スピードの出ない 『チャオ』
は、アウトだな〜 なんて、バカな事を思いつつも、昼尚暗い山の中で、バックミラーを気にしながら “登山”
を続けた小心者の僕です (笑)
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移動中に撮影した一枚です。 『伯方の塩ラーメン』
って文字に、思わず食べてみようかな ? 何て思いましたが、時間の関係で今回は断念・・・
次回の楽しみにしておきます。
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『ふるさと歴史公園』
です。30台収容可能との事ですが、実際に行ってみると、もの凄く広いスペースで、30台どころか、100台以上は駐車が出来るスペースがありましたよ。
なかなかロケーションのいい駐車場で、『燧灘』
(“ひうらなだ” と読みます。このページの真ん中の一番下の写真を参照)
が一望出来るので、得をした気分になる駐車場です。
ちなみに駐車場から見える不思議な建物は、『ふるさと歴史公園の城門』
です。
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『ふるさと歴史公園居館』 の内部です。町内で出土した土器だけではなく、『ナウマン像』 の骨とかも展示してあるのでビックリ !
!
一般の方の興味を引くかどうかは別として、この気合の入った展示内容には、さすがに木浦城を再現しただけの情熱はあるな〜
って、妙に関心してしまいました。 | |
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『ふるさと歴史公園』 の中には、ご覧のような櫓 (やぐら) もありました。こちらも 『城門』 に負けず劣らず、なかなか “アニメチック”
なデザインです。
『登ろうかな ? 』 とも思ったのですが、『塔に登らないでください』
の看板があったので断念・・・ 『コレ、“櫓” じゃなくて “塔”
だったんだ・・・』、しかも注意看板があるところを見ると、以前は登る人が続出だった可能性がありますね (笑)
。
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さて、続きましては、『禅興寺』 を創建した、村上雅房公と奥方のお墓 (五輪塔) をご紹介したいと思います。ここにお墓がある事は、 『禅興寺』
にある案内看板で知った訳ですが、その案内看板曰く、『本寺の下手にあり、見事な楠が・・・』
となっていたので、すぐに見つかるだろうと思い、行ってみたのですが、路地が入り組んでいて、なかなか見つける事が出来ませんでした。
そこで、辺りを見回し、大きな楠らしき姿を目標に、細い路地を探して行き、ようやく辿り着く事が出来た次第ですが、今回、この細い路地での探索には、本当に
『チャオ』 が大活躍でしたね。
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こちらの写真は村上雅房公と奥方のお墓がある一角の様子です。お墓を包み込むような大楠の姿には圧倒されました。
何でも、この大楠の推定樹齢は640年との事・・・ 村上雅房公のお墓を建立した際、この地に植えられたとの伝説も残っているそうですが、年代的にはピッタリなので、伝説ではない可能性も大ですね。
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ところで、この村上雅房公のお墓を探している時、細い路地の一角で
『大深山展望台はこちら』 と言う看板に遭遇・・・ 気になっていたので、大楠を見た後は、この展望台へ非力な 『チャオ』
で登ってみる事にしました。
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『大深山
(おみやま) 展望台』
です。 途中までは普通の道でしたが、展望台付近は人の手が入っておらず、背丈くらいの雑草に覆われていたので、道幅はもの凄く狭く感じました。実際、軽自動車も通るか通らないか程の、もの凄くタイトな山道なので、行かれる場合は注意が必要です。
このような感じの場所なので、非常に危険ですから、徒歩での登山は不向きかと思われます。雑草が生い茂り、昼でも暗かったので、『チャオ』
で移動する際も、少々怖かったと言うのが本音です。
肝心の展望台も老朽化が激しく、荒れるに任せている感じ・・・ 外壁が剥げて
“おどろおどろしい” 雰囲気が辺りに漂っていました。こんな所で長居は禁物なので、“そそくさ”
と下山する事にしました。
| さて、苦労した割には感動が全くなかった
『大深山展望台』 を後にして (苦笑) 、今回、最後の訪問地となる 『ふるさと歴史公園』 へと、『チャオ』
のペダルを踏んで行きました。
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『(木浦城) ふるさと歴史公園居館』です。 公園の中にある建物 (施設)
なのですが、この建物の何が凄いかと言いますと、この場所に中世前期に実際にあったと言われている 山城の 『木浦城
(木ノ浦城とも言います。) 』
を再現した建物なのです。
聞いたところによると、現在、日本で再現されているお城は、中世後期から近世の物ばかりで、中世前期のお城を再現しているところは、この
『木浦城』 ただひとつだけとの事です。
施設内部には、町内から出土した、『土器』、『石器』、『製塩土器』
等を展示しているだけではなく、『伯方島』 の文化や産業も紹介しています。しかも無料です。中世前期のお城が本当にこんな形( 外観) をしていたかどうか ?
真偽はともかく、行って見て損のないところです。特に僕のようなパラダイス系の施設がお好きな方には、マストなところだと思いますよ。
| 実際、この
『ふるさと歴史公園』 の施設の凄さには圧倒されました。無駄に凄いと言う表現は少し失礼になるかも ?
しれませんが、どうしてここまで凄い事になったのかな〜って、税金の使い方に少々疑問を感じる見学になってしまいました (苦笑) 。『伯方島』 や
『今治市』 ってそんなに財力があるのかな ?
実際、僕が行った時は、最初から最後まで誰も来ませんでしたからね。
おっとっと、税金の事を “うんぬん”
言い出すと凹むので、話を元に戻しましょう (苦笑)
。ここには感じの良いオジさんがいて、一人で切り盛りしているようです。(見学無料だし、人が来ないので、一人で十分なんでしょうが・・・)
そのオジさんが、『居館の上から見ると、いい眺めですよ。』
と勧めて下さったので、本日のツーリングの締めくくりとして、中世前期の古城の天守閣から大海原を臨み、その後は気持ちよく、再び5時間以上かけて、『チャオ』
のペダルを踏みつつ、『呉市』 へと戻る事にしました。
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木浦城から臨む 『燧灘 (ひうらなだ) 』
の絶景です。手前に造船所が見切れているところが、いかにも造船の島っぽくてイイですね〜
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さて、いかがでしたでしょうか ? 『伯方島』 は・・・
今回は 『チャオ』 を使ったので、往復で11時間もかかってしまいました (苦笑) 。本当に汗だくになってペダルを踏んだ一日でしたね〜
笑い話のようですが、塩の島だけに、しょっぱい思いをしたツーリングになりました。 お後がよろしいようで・・・
もどる
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こちらの写真が、村上雅房公と奥方のお墓 (五輪塔) です。『五輪塔』
とはお墓のデザインの事で、一番下の石が方形 (地輪)、二番目の石が円形 (水輪)、三番目の石が三角形、もしくは笠形、屋根形等
(火輪)、四番目の石が半月形 (風輪) 、五番目の石が宝珠形 (空輪)
という法則があり、古代インドにおいて、宇宙の構成要素や元素と考えられていた五大を象徴しています。説明が長くなりそうなので
(笑) 、ここでは詳細を割愛させて頂きますが、『五輪塔』 =
お墓のデザインと言う事だけは、覚えていても損はないと思いますよ。
僕はこういった歴史ロマンみたいな物が大好きなので、多少のお話は出来ますが、本来はとても奥が深い物です。もし興味がある方は、図書館などで古い文献を読まれると、新しい発見があるかと思います。
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『大深山展望台』
です。 悲しくなる程ボロボロです。でも、この雰囲気を逆手に取り、ジャンキーな感じでモデル撮影をしても面白いかな ?
何て事も考えましたが、ボロさが半端ではないので、撮影のコンセプト作りが大変ですね (苦笑)
。
定礎があったので、見てみたところ、『昭和49年』
の文字が・・・ すでに35年近く経過しているので、この劣化感は仕方ないですね〜
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こちらの写真も移動中に撮影した一枚です。『村上水軍』
ゆかりの地ですから、昔から造船で栄えてきた島です。
現在も島内には4ヶ所の造船所があるそうです。僕は造船の街、呉生まれの呉育ちですから、造船会社の大きなクレーンは見慣れていますが、初めてご覧になる方は、その姿に圧倒される事と思います。
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『ふるさと歴史公園の城門』 です。こちらも中世前期の物を再現しているとの事ですが、何となく、アニメに出てきそうな感じですね。
一度、核戦争で世界中がメチャクチャになった後、残った人間達で作った城壁系の建物に見えませんか
? ・・・ さしずめ、『マッドマックス』 のようでもあり、『20世紀少年』 の 『ケロヨン帝国』 のようにも見えます (笑)
。コレを設計 (再現)
した人って、建築家じゃなくて、アニメのクリエーターだったりして・・・
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こちらの建物は 『ふるさと歴史公園居館』 に隣接する、その名も
『ふるさと歴史展示館』
です。こちらは島の古民具や塩の生産方法、それに造船関係の船具等がメインで、『ふるさと歴史公園居館』
に比べ、近代的な物が多く展示してありました。
懐かしの 『赤ポスト』
も展示してあり、この無駄な感じは、超パラダイス系の香りがして、僕的には大好きですね〜
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『ふるさと歴史展示館』 の内部です。こちらの施設も 『ふるさと歴史公園居館』
同様、かなり気合の入った展示がしてありました。館内は非常に広く、『居館』 と 『展示館』
で1時間くらいの見学時間が必要です。 | | |