コレが偶然 ? 遭遇した 『陀峯山 (だぼうざん) 』 の看板です。50Sで登るのには長丁場になるかな ? とも思いましたが、急ぐ必要も無いので、のんびりと景色を眺めながら登山 ? する事にしました。

ちなみにコノ 『陀峯山』 は 『江田
島市の大柿町』 内で一番高い山との事で、標高は438mだそうです。晴れた日には遠く山口県や四国まで見渡せる絶景ポイントとの事・・・実際、驚く程キレイな瀬戸内のパノラマを見る事が出来ました。 デートにもオススメですよ (笑)!


『天狗岩』 から見た美しい瀬戸内の景観です。瀬戸内海特有の凪 (なぎ) の中、漁船がゆっくりと進んで行きます。

凪(なぎ)とは簡単に言えば、風が止み、波がなくなり、海が静かだと言う意味を総称した表現です。特に瀬戸内海は内海 (うちうみ) の為、高い波が殆どありません。関東の友人がこの様子を見て、『湖みたいだ・・・』 と言っていました。確かにそのとおり、その反対に、僕のような瀬戸内人が日本海を見たら、その波の高さに驚かされます。


『天狗岩』 を後に、ほどなく登ると 『追の浦渓谷』 (おいのうらけいこく) と言う看板が・・ こちらの看板は文字がハッキリ読めます。

どんな場所か? 覗き込んでビックリ! 足元はほぼ90度の崖っぷち、その上、両手一杯に美しい大パノラマが広がります。勿論、柵などなく、迫力満点! 足元から遠方まで見渡すと、『ふら〜』 っと目まいが来るような場所です。怖いような、面白いような・・ ・『渓谷』 の文字に偽りなし!


『陀峯山』 の山頂です。平日の午後の為、誰もいませんでした・・・ 貸し切り状態です。 少し歩くと、奥の方に、日本の山には似つかわないような北欧チックな山小屋が・・・

よく見てみると、『陀峯山天体観測所』 の看板が・・・さらによく見ると、屋根部分が、天文台特有のドームになっていました。本当に凝った建物です。

て、前ページでレトロな建物を見下ろす為、丘の上までVESPAでトコトコと上がって行った様子は写真でご紹介しましたが、その際、丘の中ほどで、 『陀峯山 (だぼうざん) 5.3Km』 という看板に遭遇! 行くアテも無い "島ブラ中" の僕は、迷わずVESPAで登山 ? する事にしました。

下の写真は、その 『陀峯山』 の中ほどにある 『天狗岩』 の様子です。キレイでしたよ・・・

こちらが 『天狗岩』 です。光沢看板部 (右上写真参照) からのぞき込むと、ご覧のようなキレイな景色が広がっています。あまりの美しさに、しばし唖然・・・無言のまま、大海原を右から左へとパーンしてしまいます。

モザイク調の光る看板はあるモノの、残念ながら、肝心の 『天狗岩』 についての由来は記載されておらず (もしかして、光って見えなかったか? ) 想像の域を脱っしないトコですが、全国各地にある 『天狗岩』 の由来の多くは、『天狗が運んで来た岩』 だとか、『天狗が飛び立った場所だった』 系の昔話が多いようですよ。

ところで、今回訪れた 『江田島 (正式には江田島市)』 の事について、全然ふれていませんでしたね(苦笑)。・・・話が前後して、非常に申し訳ありませんが、この辺りで少々ご案内しますね。

ココもご他聞に漏れず、平成の大合併で誕生した市のひとつ・・・旧名は 『安芸郡・江田島町』 だったのですが、平成16年11月1日より、『安芸郡江田島町』、『佐伯郡能美町』、『佐伯郡沖美町』、それに 『佐伯郡大柿町』 の4町が合併して、今日の 『江田島市』 になりました。

古いマユツバ物の文献を紐といて見たところ、『江田島』 のネーミングの由来は諸説あり、巖島(宮島) 神社の社領で江多島 (入江が多い島) とか、衣田島 (衣食を作り出す島) などのもっともらしいモノから、この近郊の島を木に例えたのでしょうか? 隣接の 『能美島』 を 『幹島(みきじま)』 と呼び、この 『江田島』 を 『枝島(えだじま)』 と呼んでいた名残だとか言う、強引な内容のモノまで多種多様・・・まぁ、ヨタ話として、いえいえエタ話? 程度で軽く聞き流しておいて下さい (笑)。


こちらの写真が、その 『追の浦渓谷・丈ノ内展望台』 の様子です

『渓谷』 の看板に偽りなしと書きましたが、この写真を見て頂ければ、お分かり頂けると思います。VESPAを置いているすぐ向こう側が、切り立った崖です。柵もないので、強い風でも吹けば 『おむすびコロリン』 になります。

渓谷は危険です。警告しておきます。(おやじギャグ)・・・


写真のレアな赤い1978年型の50Sは
当店の販売車両です。
興味のある方はこちらをクリック!

さて、いかがでしたでしょうか? 先にも書きましたが、『江田島』 は非常に広く、ご紹介する場所が多い為、限られたスペースでは絶対に全てをお伝えする事は無理だったりします。しかも、今回のようなVESPAの試乗を兼ねた簡単な3〜4時間程度のショート・ツーリングに至っては、なおさらの事です。

今後、機会があれば、何度かに分けて、VESPAの試乗を兼ねた 『VESPAに乗って島に行こう!』 のコーナーで 『江田島』 の史跡などもご紹介出来ればと思います。


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少し登ったトコに 『天狗岩』 の光沢看板が・・・日に焼けて文字が消えかかっていたので、看板の撮影には一苦労・・・

写真は少々加工して文字の部分を強調しておりますが、実際、日の当たる角度によっては、完全なるモザイク状態 (苦笑)・・・外部の日光が当たる場所に光モノの看板を設置する、無謀とも言える勇気を称えたい。


こちらの写真も 『天狗岩』 から見た景色です。先ほど、見上げていた 『早瀬大橋』 を今度は見下ろす形に・・・

ちなみ700mm程度の望遠で撮影していますから、大きく見えますが、実際、肉眼でもっと小さく遠方に写ります。参考までに・・・



『追の浦渓谷』 (おいのうらけいこく) の付近は、激ヤバ急勾配です。高所恐怖症の僕は、少々怖い思いをしました。独特の白い岩壁が続き、空は低く、奇岩は遠くまで続きます。少々SFチックな香りがします。

ちなみに、純正の50Sではとてもキツイ登山になりました。ただ、これだけの急勾配だと、ET3クラスでも悲鳴を上げる事間違いなしです。






こちらも 『陀峯山』 の山頂の様子です。どこの山頂にも有りがちな、展望看板がありました。

でも、手前の草木が少々長く、あまり見るのには適してしない気がしました。でも景観は最高ですよ。