『右サイド』 のからの様子です。
何度も言いますが、『VESPA』 は右側にパーツが集約されている為、写真はこの方向がオススメ !

細かい部分にまでメッキを施した為、遠目で見ても、大変に美しく見えます。




フロント』 からの様子です。
『VESPA』 に乗り始めたばかりの方は 『角目』 はちょっとネ・・・と思われるかも ? しれませんが、摩訶不思議 ? ・・・
知らず知らずの間に 『角目』 の “とりこ” になっている人も多いようです。

ほ〜ら、あなたも好きになる・・・(笑) 。




『フロントフォーク』 は 『P200E』 のパーツを採用、『フロントフェンダー』 の干渉を避ける為、サスペンションをカットし、その取り付け部分だけ、『50S』 用を駆使して合わせました。

なので、『フロントフェンダー』 本体は無加工ですから、外観の見た目を損ねておりません。

『サス本体』 は 『イエロー』 に仕上げ、『スプリング』 はカット後、『メッキ加工』 しました。 『ハブ関連』 はシックな 『シルバー』 を採用。
『ホイール』 は 『メッキ加工』 、タイヤは 『ミシュランS1』 です。




『イエローのボディ』 に 『ブラックラバー』 だと、『トカゲ』 のような毒々しい爬虫類系に見えるので (笑)、『フロアのラバー』 関連を含め、全て 『グレー』 でまとめました。

『イエロー』 に 『グレー』 だと、全体的に柔らかい雰囲気になりました。




『シート』 は 『ビョウ付きタイプ』 に張り替えました。『シートフレーム』 も 同色の 『イエロー』 に塗っています。

『シートバッヂ』 には純正と同じく 『アキューラ』 を採用しています。






1968年型の 『180SS』 です。
オーナーの方の要望で、『フリクリ』 系のカスタム製作をした一台です。
『エンジンには200cc』 を搭載した為、60年代のフロント周りでは安定性に欠けるので、『P200Eのフロントフォーク』 をフル加工して取り付けました。

配線も最初から組み直し、『12VのCDI点火』 で 『ハンドルウインカー』 を取り付けるフォーメーションにしました。

結果、始動性もよく、ライトも明るく、走行も安全、かつ 『200cc』 のトルクフルな走りを体感出来る上、外観は 『60年代のVESPA』 のままと言う、オイシイ一台 !

コンセプトは、ストリートで 『見せる』、『乗る』、『止まる』、そして 『壊れない』・・・
『今』 がいっぱい詰まった、『40年前のVESPA』 と言えます。

『史跡』 と 『VESPA』 は大変に良く似合います。
と、言いますか、僕の経験上、どんな場所でも 『VESPA』 は風景に溶け込むと思います。
ただ、あくまでも、美しくレストアされた物に限って言える事で、『オンボロVESPA』 では役不足です。『史跡』 に 『失礼』 です !

事実、『VESPAが好きな方』 で、『レストア済みのVESPA』 に興味が無いと言う人は、いないでしょうし、路地裏のゴミ捨て場が似合うような、『汚ないVESPA』 に乗りたい人もいないと思います・・・

この仕事をやっていて、感じる事があります。お金を出して 『いいVESPAを買う人』 は、自分に 『プライドを持っている人が多く』 、優れた仕事をされ、経済的に恵まれた方が多いのも事実です。そんな方達は、心にもゆとりがありますから、決まってアート系にも造詣が深く、 『VESPA』 と言う乗り物を色々な角度から楽しむ事を知っています。

その反対に、困るのが 『貧乏人』・・・ 常に金額を前提に趣味を考えようとします。趣味とはそんなモンではありません。欲しい物が前提です。自分の志向に合う物だからこそ、趣味として成立する訳ですから、ランクを下げた買い物自体が、すでに自分の趣味と言えるモノではありません。ですから、趣味=その人の人生 (生き方) が出ています。
勘違いしないで下さいね。この場合、僕が言いたい 『貧乏人』 とは 『心が貧乏人』 と言う事です。

事実、無理しても、『ローンでVESPA』 を買う人は多い・・・
給料日前には、『お小遣いがピンチ』 と言う日もあるでしょうが、こう言った人達の事を 『貧乏人』 とは言いません。
このパターンの人は、決まって、たった 『100円』 のお金でも、 『10,000円』 分楽しむ事が出来る、心のゆとりや、工夫出来る能力を持っています。
勿論、プライドがあり、自分の生き方、主張を持っていますから、僕もその人生観に共感を覚える事が間々あります。

『マフラー』 は 『VSHオリジナル』 の 『アバルト・ツインタイプ』 です。
『1960年代パーツ』 の 『レプリカ』 になります。排気音もとても静かなので、普通にストリートで使用出来ます。吹け上がりも大変に良いのですが、何より、見た目重視の、『オシャレさん』 に最適です。

うちのお店の場合、メンドーなヤツは相手にしていないので、楽ですが、それでも、年間、何人か 『痛い』 『惨め』 と言う言葉しか出ない 『カワイソーな人』 から連絡が入ります。

例えば、先日、『osk市 ash区 のm,k』 と言うヤツから、問い合わせがあり、色々と資料を送ったのですが、最終的に 『嫁の機嫌が悪いので買えない』 との泣きが入りました。しかし、『100万円』 の 『GS』 とかではなく、『20万円』 ソコソコの 『50S』 にして、この言葉・・・

しかも、言い訳も聞き苦しいモノで 『他のバイクを持っているから』 とか 『あなたのお店は第一候補です』 とか、『ウザイ』 を超えて、『痛い』 の領域の人なのです。
『お金が無いので、ゴメンなさい』 で済む事なのに・・・

別に僕は金に困っている訳ではないので、こんなヤツを相手にしている暇もなく、ほどなく連絡を、ご遠慮させて頂いた次第ですが、『貧乏』 だと、スマートな対応が出来ない上、少なからず 『嘘も付かなければイケません』 。勿論、その行動には、『プライド』 なんてありません。『言い訳も大変なんだな・・・』 と、思いました。

でも、嫁も嫁だと思う。亭主の趣味に口を挟むとは、最悪ですね。こんな嫁をもらった日には、男も出世出来ないと思います。
ただ、この 『ケチ嫁』 にして、この 『甲斐性なしの亭主』 が有りなのかな ? とも思い、たった20万円の買い物で、こんなに言い訳をしなきゃイケない人生も、悲しいモノだな・・・と可愛そうになりました。
『身も心も貧乏人』 と言うのは、こう言う夫婦の事なんだなと、勉強になりました・・・ VESPAは色々な事を教えてくれます (苦笑) 。

『ボディと同色パーツ』、『メッキパーツ』、『ラバー品の色使い』 etc...
『パネル内』 とは言え、格好良く見えるように、『エンジン周り』 のフォーメーションには苦労しました。
なかなかイケてるでしょ (笑) 。
            

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『左サイド』からの様子です。
フロントフォークに 『P200E』 のパーツを組んだ為、少しハンドルの位置が高くなります。その為、横からのバランスを良く見せるように、グローブボックスの位置を、あえて、少し下げて組み込みました。
純正の位置で組み付けると、寸足らずのような外観になる為、カスタム時には注意が必要な場所です。






『リア』 からの様子です。
お尻の大きさが、今さらながらチャーミングです!
『メッキテール』 と言うフォーメーションは当時の純正です。




『配線』 を 『12V』 用に製作した際、『メインキー』 は 『ET3』 のモノを流用出来るようにしました。その為、『ライトのハイ & ロー』 の切り替えは、右の 『スイッチボックス』 で行います。
『ウインカーパーツ』 や 『グリップ』 は 『1970年代』 の 『50S』 のパーツを流用しています。

『メーター』 は70年代初期の 『オレンジ文字』 の 『純正パーツ』 で、コレは大変にレアな逸品です。




『イタリア語』 の 『ランニン・イン・ステッカー』 を貼りました。なかなかレアな逸品です。

『バックミラー』 は定番の 『バム製』 、『レッグシールドモール』 は、『細身の純正パーツ』 を採用。お店の奥に、『1960年代』 の 『中古良品』 があったので、コンパウンドで、磨きに磨いて取り付けました。



『マルピー』 も 『オリジナル』 を製作しました。全く同じモノを製作するのは失礼になるので、『リスペクト』 の意味も込めて、『アクションマーク』 の 『ドット部分』 に 『VSHのロゴ』 を入れてみました。