●雲に手が届く街 ストーンヘンジへ

『ソールズベリー』から『ストーンヘンジ』までの道のり、見渡す限りの大平原の中で“ポツン”と申し訳なさそうに道路標識が…どうやらその横は牧場のようです。羊が『何か用?』ってな感じで見ています(笑)別に用はないんだけどね…

大平原の真ん中で変な物?を発見!干草のかたまりのような物でした。上を飛ぶ飛行機の大きさから判断して頂いてもお分かりのように、異常に大きな物としか表現しようが無いですね。何なのこれ?宇宙人の落し物か?(笑)

な、な、何と、大平原の宇宙人の落し物は1個では無いようです。視界もかすむような遠くの遠くまで同じようなこの光景が続きます。広い・・・あまりにも広すぎる・・・都会で道に迷うより、真っ昼間の大平原で自分が来た道を見失う方が恐怖を感じますね。
見渡す限りの大平原!日本では考えられないようなロケーションです。雲は低く背伸びしたら手が届きそう。
 皆さん、『ストーンヘンジ』は知っていますよね?
僕は子供の頃から大のUFO好き(笑)小学生の頃は、今は無き木曜スペシャルの宇宙人特集や、よく小○館が発刊していたミステリー系や四次元の本、はては雪男や半魚人等の今考えれば、かなりの“まゆつば物”の本を愛読していた記憶があります。その中でも強烈に印象に残っていたのが。前出の『ストーンヘンジ』です。え、何だそれ?ですって・・・じゃ『ストーンヘンジ』が分からない人の為にここで少しだけですがご案内しますね。
『ストーンヘンジ』と飛行機雲・・・逆光の中でシルエットだけが浮かび上がる光景もなかなか素敵だと思いませんか?紀元前からこのままの姿でここにあったなんて、感動以外の何ものでもないですね。
 写真を見て頂ければお分かりのように、ただ単に石を積み上げただけの遺跡です。が、あなどるなかれ!この遺跡、今だに謎だらけなのです。先程、小学生頃にUFO好きだったって書きましたが、僕と『ストーンヘンジ』の出会いはこのUFO系のまゆつば本だったのです。小学生の頃に読んだ本には『宇宙人が残した謎の遺跡群?』・・・と言うような表現で子供心をくすぐるような事が書いてあった物だから、とっくの昔に30歳を越えて、宇宙人どころか、この世の中には神も仏もあったモンじゃない!って言う事を痛い程実感させられた今もなお、いつかこの“宇宙人の遺跡”を見てみたい!何てずっと思っていました。
 僕は幸か不幸か、毎年仕事の為にイギリスに数回訪れる機会があります。そんな中、5年前に始めてここへ訪れて以来、毎年何がある訳でも無いのに、この“宇宙人の遺跡”に会いに行っています(笑)
 まぁ、本当の事を書きますと宇宙人の遺跡ではなく(そんな事はみんな知っていますね!)古代人が造った巨石遺跡ですが、何と!『ストーンヘンジ』の周りの土手や堀は紀元前3050年位前に製作された物で、環状列石は前2400年〜前1600年に製作された物だそうですよ。いかがですか?あまりにも昔過ぎてピンと来ないでしょ?紀元前ですよ!『オレのGSは1961年モデルだよ』何てまだまだ甘い!やっぱ紀元前には勝てませんよ(笑)
            つづく→
こちらの写真も『ストーンヘンジ』に行くまでの道のりでの1枚です。晩夏の木もれ日があまりにも美しかったので、わざわざ車を止めて撮影しました。このいい感じが写真を見てくれている皆さんにも伝われば幸いです。

この写真もあまりにも空がいい感じだったので車を止めて撮影した物です。同じような形の雲がいくつも連なって遠くまで、本当に遠くまで続いているのです。このスケールの大きさには、日頃の日本でのストレスを忘れさせてくれるパワーがありますよ。お疲れの方、ソールズベリー大平原で雲をつかんで見ては?



こちらは『ストーンヘンジ』の入場券と同時に配られる『ENGLISH HERITAGE』についての案内です。2002年・9月現在、大人1人の入場見学料金は4.40ポンドです。ご参考までに