●『BACK IN THE NIPPON!』僕の神様がやって来た!









今まで以上にパワフルになったポールのLIVEを聴く事が出来る『back in the u.s』です。 2枚組のアルバムで全35曲を収録!ビートルズ時代、ウイングス時代の名曲も数多くプレイしてくれています。もうお腹一杯のアルバムです。コレを聴いとかないと人生の半分は損しますヨ!
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さて、前置きが長くなりましたが、話はLIVE当日の日にまいりますね。 何と全部で35曲をプレイ!軽く2時間半を越える最高のパフォーマンスを堪能する事が出来ました。 今回、以前のワールドツアー・メンバーからは、キーボード担当のウィックスが残っただけで、後は総入れ替え!アメリカ在住の若手ミュージシャンの起用によって、今までの渋い職人系のLIVEパフォーマンスとは一味違い、ギンギンにロックするポールナンバーを聴く事が出来ました。
メンバーは…
キーボード Paul "Wix"Wickens
ドラム  Abe Laboriel Jr
ギター Rusty Anderson
ギター&ベース Brian Ray
以上のような無敵のメンバーで最高に楽しませてもらいました! もう死んでもいいな…本当に思いましたよ(笑)以下、演奏曲目のご案内です。僕なりの片寄った解説付きですよ。
1.『HELLO GOODBYE』
言わずと知れた、BEATLES時代のポールの名曲中の名曲!今回、ポールはLIVE演奏に入るまでの約30分間、オープニングにダンサーを使った大規模なパフォーマンスを公演、その公演の最中、いきなりスクリーンにバイオリンベースを天高く掲げたポールが映し出され、スクリーンがオープン!間髪入れずにこの名曲が演奏されます。最高の演出に倒れそうになったのは僕だけではないハズですよ。 このオープニングの雰囲気は2002年秋に発売された『back in the u.s』で味わう事が出来ます。是非聞いてみて下さい!ちなみにこの曲、1967年11月24日シングル発売、同年12月30日から3週間連続ビルボードチャートで1位を獲得しています。
2.『JET』
こちらもウイングス時代からLIVEでは必ずと言っていい位に演奏される曲です。『JET』って言うフレーズの時にポールが右手を大きく掲げるのはあまりにも有名ですね。 演奏しながらどうして?って見ていると、どうやらその部分だけは開放弦を弾いているようですね。ちなみに『JET』とは当時ポールが飼っていた犬の名前です。
3.『ALL MY LOVING』 Close your eyes and I'll kiss you〜目を閉じてご覧―キスしてあげる…あまりにも有名なこのフレーズから入る、BEATLES時代の名曲中の名曲!前回のワールドツアー(1993年3月5日・オーストラリアのバースからスタート!)の模様を収録したLIVEアルバム『PAUL IS LIVE』にも入っています。ナゼかこの曲の時、キーボードのウイックスが奥でギターを弾いています。トリプルギターになっています。 マニアの方は音源チェックを!
4.『GETTING BETTER』
1967年6月1日に発売された『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』からのナンバーです。ギターのラスティの提案でLIVEのナンバーに加えられました。この曲でポールはギブソンのレスポールに持ち換えます。ベースはサイドギター担当のブライアンが弾いています。ポールのレスポールはカスタムメイドではなく、当時のビンテージモデルとの事、ウイングス時代からの所有品ではなく、1990年のワールドツアー前に購入したそうです。ビンテージモデルも大変希少なのですが、左利き用は更に希少価値が高く、世界に数本しかないとの事、曲の最後の部分、ギターのカッティングだけが残るパートはポール自らが弾いています。
5.『COMING UP』
幻となった1980年、ウイングス日本公演の後に発売された『McCARTNEY 2』からの大ヒットシングルナンバーです。この曲でまたポールはバイオリンベースに持ち替えています。全米1位 全英でも2位になっています。
6.『LET ME ROOL IT』
この曲も『JET』同様にウイングス時代からLIVEでは必ずと言っていい位に演奏される曲です。ブルースっぽいナンバーで、ジョンを彷彿とさせます。この曲でポールはまたレスポールに持ち替えています。この曲でもブライアンがベースを弾いています。補足ですが、1975年〜76年にかけて公演されたウイングスUSAツアーの際、ポールはベースを弾きながらこの曲を演奏しています。更にもうひとつ、『JET』も『LET ME ROOL IT』も1974年に発売されたウイングスのアルバム『BAND ON THE RUN』に収録されています。必聴盤です!
7.『LONELY ROAD』
2002年発売のポールのアルバム『DRIVING RAIN』からのナンバーです。いわゆる今回のワールドツアーでは新曲のお披露目となる訳です。ポールが2002年1月、インドのゴアに滞在中に書いた曲です。ポール=天才ベースラインを再認識させられる1曲です。1度聴いたら強烈に残るベースのリフから入る最高にキャッチーなナンバーです。以前、オアシスの“やんちゃボーカル”リアムが自らのナンバー『GO LET IT OUT』を称して『ポール・マッカートニーみたいな格好いいベースラインだぜ!』何て事を言っていました。もの凄く分かり易い表現方法です。リアム、あんたは正しい…
こちらが2002年、ポールの傑作アルバム『DRIVING RAIN』です。いや〜もう言う事なしの最高のアルバムです。魂の全16曲! その他ポール・マッカートニーの最新情報は公式サイトを要チェック!
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8.『DRIVING RAIN』
とにかく格好良いナンバーです。“1,2,3,4,5”って言う古典的とも言える歌詞からスタートしますが、ポールならではの美しいメロディーで、聴いていると気分は最高になります。ブリッドポップの原型を造った本家本元、“キング・オブ・ザ・ブリッド”の真骨頂とも言える最高のナンバーです。この曲も『LONELY ROAD』同様、ニューアルバムからの新曲披露と言う事になります。ここ最近1番ハマった曲で、VESPAのレストア中に僕のファクトリーでヘビー・ローテーション!
9.『YOUR LOVING FLAME』
この曲も『DRIVING RAIN』からのチョイスになります。したがいまして、3曲連続で新曲をお披露目したと言う事になります。ポールいわくニューヨークのカーライル・ホテルの36階スイートルームで書いた曲との事。ご存知の方も多いと思いますが、へザーさんに捧げた曲です。ポールはこの曲ではピアノを弾いています。
10.『BLACK BARD』
ビートルズ時代の名曲中の名曲。この曲から『WE CAN WORK IT OUT』まではポールがひとりでステージに残り、アコースティック・ギター1本で至宝の名曲達を奏でてくれます。
ちなみにこの曲は1968年11月21日に発売された、通称『WHITE ALBUM』に収録されています。オリジナルの録音時にはソフトなドラム感を演出する為にリンゴスターはスネア・ドラムにタオルをかけて叩いています。レコード音源をお持ちの方、もう1度聴き直して見て下さい。
           つづく→
こちらは『ALL MY LOVING』が収録されているUKのオリジナルアルバム〜パーロフォンの『with the beatles』です。日本では1964年4月に発売された『MEET THE BEATLES』に収録されています。ちなみにこの『MEET THE BEATLES』は、記念すべきBEATLESの初上陸盤と言う訳です。当時国内盤と本国盤ではアルバムタイトル、曲の構成が違っていました。あくまでも僕個人の意見ですが、やはり『ALL MY LOVING』を聴くのなら、当時のモノラル盤パーロフォンレコードに限りますね(偏見か?)




こちらのアルバムは『GETTING BETTER』が収録されている『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』です。





ところでBEATLESは数多くのブート盤(海賊盤)が発売されています。 中でも傑作ブート盤と言われているのがこの『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』をパロった『A.K.A Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』です。 ジャケットもセンス良くカスタムされている上、盤にはシルバー・パーロフォンの文字が・・・コレ絶対にパーロフォンの正式プレス盤ではないですよね?




上は本物、下はブート盤です。違いを見比べて下さい。このセンスの良さには脱帽モノでしょ!特に収録曲の中の『I AM THE WALRUS』のデモ・トラックバージョンは必聴ですよ。さぁ、みんなブートのレコード屋さんにレッツラゴー(死語?)だ!




さすが、商人の町大阪!ポール・マッカートニーグッズの紹介もこのようにネオン看板が“アカアカ”とまたたいていました。しかも価格表付き!お見それしました〜




こちらは『BLACK BARD』を含め数々の名曲が収録されている通称『WHITE ALBUM』です。このアルバムも各レーベルを数枚持っていますが、何故か?キャピトル盤アップルも持っています。アメリカのレコード・プライスガイドを見たところ、な、な、なんと!¥5,000以上の高値が…何に価値が付くか分からない世の中ですね(苦笑) ちなみに最近99%の割合で『WHITE ALBUM』はCDで聴いていますね。音質も良くメンテナンスも楽ですが、やはり音の重量感に欠けるのが難点です。(あたりまえか!)