『比婆山連峰』です。深い山々がどこまでも続きます。ほら、どこかで『ヒバゴン』が見ているような気がしませんか?　あまりにも静か過ぎて少し怖い…『ギャオーッ』って声が山の奥から聞こえて来たような気が(笑) この『比婆山連峰』を含む『比婆郡』は西城町・東城町・口和町・高野町・比和町の五つの町からなる緑あふれる美しい所です。

　さて、怪獣『ヒバゴン』が現れた場所ですが、広島県は比婆郡の『西城町』と言います。地図があれば是非ご確認頂きたい。広島県の北東端に位置し、鳥取県を北に望む超山岳地帯です。周りを全て高い霊峰に囲まれており、北には比婆道後帝釈国立公園(このコーナーの3ページ目に紹介)の山岳地帯、西には吾妻山、毛無山、南には比婆山、立烏帽子山、竜王山、比婆山連峰…まぁ、とにかく山づくし!こんなに深い山々が連なっているのですから、怪獣が住んでいてもおかしくないロケーションだと思いませんか?(笑)

　もっとも、最近は謎なんて全て解き明かされてしまう時代…と言うより無理に答えを出そうって言う夢のない野郎がいたりしますよネ!　以前TVで見たのですが、ヒマラヤ山岳地帯に『雪男』の頭皮と言われたモノが大昔から存在していたそうですが、そこへ夢のないバ○学者さんが行って、最新のDNA鑑定を行い『雪男』ではなく『ヤギ』の毛だって事を証明してしまった…古くから『雪男』だって祀って来た現地の人々の立場は…って思いませんか?　せっかくの夢やロマンにまで学術的なメスを入れる必要はないと思います!

　そんな訳で、このコーナーでは数々の目撃報告を残したままある日突然に姿を消してしまい、今だ答えは夢の中(笑)怪獣『ヒバゴン』を、広島県人の僕がかなり片寄った観点からご紹介させて頂きます。

道路脇にはこれまためっきり見る事のなくなった『道祖神』(どうそじん)が… 『道祖神』とは悪い霊を防ぐ神様だそうです。昔は道を通って邪悪な物が入って来ると言われていました。今も昔も人の考える事は同じ、邪悪な物とは主に病気だったようです。特に他の地域から持ち込まれる疫病や難病には大変敏感だったのでしょうね。 その為、分かれ道や村の境界線とかには病気が入って来ないようにと祈願して、よくこの『道祖神』が祭ってあったそうです。昔の人は『道祖神』を境にして病気が入って来ない事を願っていたのでしょうね。台湾も空港や港に『道祖神』を置いておけばSARSが蔓延しなくて済んだかも?

　　　　　　　　　　　つづく→