●幻の怪獣 ヒバゴン 比婆山連峰 広島県 西城町


『上帝釈峡』の遊歩道です。初夏は新緑、秋は紅葉と、大変に素晴らしい自然を満喫出来ます。僕が訪れたのは新緑の時期、緑色の風景の中を観光用の馬車がテクテクと通り過ぎて行きました。



『下帝釈峡』の『神龍湖』では観光遊覧船もあり、1回40分程のコースです。乗りたかったのですが、時間が無いのと、おじ〜ちゃん&おば〜ちゃんばかりの遊覧船にたった1人で混ざるのはかなり勇気がいるので、今回は断念! (笑)


『下帝釈峡』の『紅葉橋』です。こちらも大変に美しい赤い橋です。橋の全体が見たいでしょ? 是非ご自分の目で確かめて見ては? 楽しみは現地に行くまでとっておきましょう(笑)


『帝釈峡』の近郊で遭遇…この看板はすごい! 『知らない人についていかない』コメントのしようが無いです…どうしたんだろう? この街には知らない人が一杯来るんだろうか?
 ところで比婆山連峰にはシャレのようになりますが、『東城町』と言う街もあります。『西の次は東かよ!』何て言わないで下さいね。『ヒバゴン』の街から30分位の場所にあり、こちらも負けず劣らず大変美しい街です。1番最初に『西城町』の場所をご紹介する所でふれた『比婆道後帝釈国立公園』内にある『帝釈峡』はここまで来たのなら行かないと損しますよ!スペースの関係上、簡単(本当に簡単で申し訳ない)に『上帝釈峡』と『下帝釈峡』の2つのカテゴリーだけのご紹介になりますが、当然の事ながら、この近郊はどこも魅力満載!あくまでも旅のヒントとして読んで下さいね。残りの楽しみはご自分で!

  さて、まずは『上帝釈峡』です。大変美しい清流と荒々しい岩石群の不思議な組み合わせの峡です。メインは『雄橋』と呼ばれる巨大岩石橋、入り口からこの橋までは美しい山の歩道を歩く事約15分、その雄姿に出会う事が出来ます。いわゆる“のんびり散策"と言う言葉が最高に似合う場所ですよ。

  そして、『下帝釈峡』は『神龍湖』を囲む美しい山々が大変に魅力的な場所になります。この場所は広島でも最も美しい紅葉が望める場所のひとつとして有名で、紅葉シーズンには中国地方はもとより、全国から多くの人が紅葉狩りに訪れる場所です。広島の地方ニュースで紅葉のニュースが映し出される場合、100%と言っていい位、この『神龍湖』の映像が映し出されます。広島県人にとっては、もの凄くフェイバリットな場所です。“さわり”だけのご紹介になりましたが、『ヒバゴン』の街に行くなら、是非その周辺の街も要チェックですよ。
『上帝釈峡』の『雄橋』です。勿論、自然が造り出した天然の橋で、長さ90メートル、高さ40メートル、幅19メートル、帝釈川の水面から橋の裏面までも約18メートルあります。向こう側で小さく見切れている2人の人が見えますか? いかにこの『雄橋』が巨大かと言う事がお分かり頂けると思います。ちなみにスイスのプレビシュ、北アメリカのロックブリッジと並んで世界3大天然橋のひとつとされています。僕は全て見に行きましたが、断然、広島代表の『雄橋』のモンですよ(笑)(広島県人の片寄った意見にご理解頂ければ幸いです)
 でも、以前は秘境で怪獣が住んでいたかも?しれない場所へも広島市内から高速道路をアクセスして中国道『庄原』インターを降りて、所要時間はわずか約2時間強で到着します。また、この美しい『上帝釈峡』と『下帝釈峡』へも+30分もあれば十分到着します。すでに今の世の中、夢やロマン、ましてや謎を謎のままで残しておく事なんてもう無理なのでしょうね。

  10年前に誰がこんな時代を想像しました?携帯電話はもとより、インターネットなんてのはその最たるアイテムです。事実、僕自身もテクノロジーの恩恵に預かっていますし、ホームページがその良い例です。希薄な関係、顔の見えない情報源、便利?それとも不便?答えはいつも目まぐるしく変わります。お茶の間で戦争の生放送を見たいですか?人間はいつも何か手に入れ、そのツケとしてとても大切な物を知らず知らずに失っているのかも?しれませんね。もし、『ヒバゴン』が本当に存在していたのなら、そして人間のわがままで消えざるをえない運命をたどったとしたら、人間に課せられた課題はあまりにも大き過ぎると思います。

  『UMA』あなたはどう考えますか?もしかしたら、先人が僕達に与えた最後のチャンスなのかもしれませんね。
高速道路の料金所で頂いた近郊マップです。→拡大図
広島県、島根県、鳥取県、岡山県の4県のボーダー地域と言って過言ではない?…ある意味、スイス&フランス越えのボーダーに近い自然あふれる所です。正に日本のモンブラン(笑)ちなみに赤い丸印が中国道『庄原』インターチェンジ、青い丸印が『ヒバゴン』の里『西城町』です。

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『上帝釈峡』にある『鬼の供養塔』です。写真では分かりづらいかも? しれませんが、高さは10メートルにおよびます。伝説によれば、帝釈天に命じられて『雄橋』と『雌橋』を造った『陰陽二鬼神』の供養塔だとの事…なかなか荘厳なたたずまいです。


『下帝釈峡』の『神龍湖』にかかる『神龍橋』です。長さ84メートル、幅2メートルの大変美しい橋で、湖に写る様子は絶品ですよ。2000年に社団法人土木学会によって創設された『土木遺産』に認定されているそうです。


この近郊には大変に美しい場所が多く、ご覧のようにとても可愛い花々が多く咲き誇っていました。5月中旬でしたが、気の早い? 蝶が沢山舞っていましたよ。街中ではなかなか見る事が出来ない風景ですね。


『帝釈峡』の近郊にはこのような看板がいたる所にあり、猿が方向を指差しています。猿の案内どおり行けば確実に到着します。もし、これが猿ではなく狐だったら…こんな、つまんない事を考えるのは僕だけでしょうか? (笑)