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SARS騒ぎのおかげで、僕の住んでいる広島からシンガポールへの就航便は無くなってしまいました。その為、例年のような『広島→シンガポール→ロンドン』のコースが取れなくなってしまいました…で、広島空港から発着している国際便を調べたところ、唯一ソウル行きだけとの事…そんな訳で、地元広島から出発したい僕は『広島→ソウル→ロンドン』のコースを選びました。写真はワールドカップに合わせて造られたソウルは二川(インチョン)空港の内部です。とてもキレイでしたよ。 |
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二川空港の案内看板です。ハングル文字と英語で書かれています。英文がなければ全く分からなかったりします…
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こちらはイギリスのガレージ内にある物…何かと思えば、ロンドンのアンティーク家具屋で購入したイームズのテーブルの足です。あれ…肝心のテーブル部分はどこへ行ったんだろう?
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ガレージ周辺は静かな地域で、このような小ぢんまりとした雰囲気の良いB&Bが多く点在しています。
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こちらは、ヘンデルとグレーテル系(笑)のイカした建物です。どうやら個人宅のようです。『セコム看板』が一段とパンチが効いて見えるのは僕だけでしょうか?
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『寝耳に水』…一見使いそうでなかなか使う事のない言葉だったりしますよね。辞書を調べてみますと『寝耳に水』=『だしぬけでビックリする事の形容』と、なっています。なぜこんな事を書くかと言いますと、2003年10月には『寝耳に水事件』が相次いで僕に降りかかって来たのです。
まず、その『寝耳に水事件』パート1は(笑)…現在僕は輸出の拠点として居を構えているイギリスは『サウスハンプトン』のガレージの引越しが急遽決まった事です。
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こちらがイギリスで間借りしているガレージです。雑然と言うより雑踏と化しています。お宝か?はたまたゴミか?判断はおまかせします(笑) |
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ガレージと言っても、イギリスの友人宅の中の木造ガレージの一角を間借りさせてもらっているのですが、どうやら、良い条件で家の販売が決まったらしく、出来るだけ早くガレージの中の僕の荷物をイギリスの別の場所に避けるか、日本に持って帰るか、はたまた処分するか?って言う非常にアージェントリーなオファーがEメールで届いたのです。出来るだけ早くと言っても、隣町から引っ越すような簡単なモノでもなく、一時的にイギリスの他の場所に移動するにせよ、日本に送り出すにせよ、絶対にイギリスに行かなければお話しにならない状態になったのです。
実際、Eメールが届いたのが10月の中旬…
この時期、当然の事ながら、VESPAの仕事は一杯!カフェも毎日忙しい日が続き、1日たりとも時間を空けるゆとりさえない日々が続いており、突然の出来事にスケジュールの調整に多少頭を抱えてしまう状態になっていました。
さて、そんな中『寝耳に水事件』パート2が僕に降りかかって(大げさ?)来たのです。それは、とある日の午後10時頃、お店にかかって来た電話を取ると『Hello!
Mr. Shinkawa』って突然イギリスからの国際電話…電話の相手はイギリスのスクーターショップのオーナーで、彼はヨーロッパのみならず、アメリカにもその名をとどろかす程のスクーター業界では大変に有名な人なのです。
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こちらはイギリスのLAMBRETTAコレクターが所有している50年代のモペッドです。昔はよくあった話ですが、エンジンだけバイクメーカーから供給してもらい、自社フレームに搭載してコンプリート車両として販売していました。今で言うところの『ビモータ』みたいな物です。で、このモペッドは『VITTORIA』と言うメーカーが『LAMBRETTA』のエンジンを搭載して販売したモノ、さすがにイタリア製!MVやドカをほうふつとさせるディスコ・ボランテなデザインに脱帽です。 |
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同い年と言う事もあり、毎年イギリスに訪れた時には必ずと言っていい程会って話をしていた彼、その彼からの突然の国際電話、更にその電話の内容に僕は驚愕してしまいました。
『お店を離れたよ、携帯と自宅の電話番号を教えるから次回イギリスに来たら、こっち(携帯)に電話してよ』って事でした。
どうやら、お店は他人に譲って、彼だけがリタイヤした様子…彼のお店は大繁盛しているし、人間的にも信頼の厚い彼がこの時期どうして?って思ったんだけど、詳しい事は聞かずそのまま電話を切りました。ただ、毎年会う度に『忙しい…』とこぼしていた彼、最高期の時にリタイヤするなんて、いかにもイギリス人らしい英断の下し方だと思います。僕も彼に負けず劣らず忙しい生活をしており、『辞めたい』『逃げたい』は日常茶飯事…でも、それを実行に移せない『根性なし』の器の小さな自分に改めて情けなくなりつつも、この時点で僕の気持ちは『仕事だし、無理しても近日中にイギリスへ行こう』って小さいなりに僕なりの英断を下していました。
つづく→
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二川空港で食べたサンドイッチです。これで\1,600!!キレイな空港とは言え、少し高いとは思いませんか? |
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二川空港内には車のギャラリーもあったりします。こちらはGMのブースで、カラフルに塗り分けられたコンパクトカー等、数台が展示してありました。 |
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このモペッドはイタリアの『パリラ』製です。僕個人の持ち物で、イギリスで乗っていましたが、今回、日本に持って帰る事になりました。VESPA同様、ハンドチェンジです。 |
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ご存知、チューダー朝の建物も健在です。こちらもガレージ近郊のB&Bになります。 |
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11月中旬にもなると、イギリスではすでに晩秋…地面一杯に広がる落ち葉を見ると、冬がすぐそこまで来ている事を感じずにはいられませんでした。 |
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