●炎に消えたウェスト・ピア 再びブライトンへ…
こちらはロンドンに行った事のない人にもお馴染み、『ピカデリー・サーカス』の大看板。
聞くところによりますと、ここの広告は全てイギリス以外の会社のモノとか…
その代表が我が日本の誇る『SANYO』だったりします。


ロンドンに行った事の無い人も知っていると思います『ビッグベン』です。正式にはイギリスの国会議事堂にある“大きな時計”(笑)になります。今は『国会議事堂=Houses of Parliament』と呼ばれていますが、本来の名前は『ウェスト・ミンスター宮殿=Westminster Palace』と言います。残念な事に、1834年のロンドン大火の際にほぼ全焼…その後12年の歳月をかけて建築されたのがこの建物です。その際、この時計塔の工事担当者『Benjamin Hall』の愛称からとって『ビッグベン』になった訳です。“キ〜ンコ〜ン カ〜ンコ〜ン”って言う定番の音色もここが発祥の地です。
ちなみにこの音色『ウェスト・ミンスター・チャイム』って言うんですよ。



当然、警察官の姿も多く見る事が出来ますが、観光客に気さくに道案内をしたり、記念撮影に応じたりとサービス精神旺盛です。どこかの国の駐車禁止やねずみ取りに“やっき”になって凶悪犯罪の検挙率を落とし続けるオマワリさん達とは大違いです!!





僕が1番好きな美術館『The National Gallery』です。ご存知、ゴッホのひまわり他、ヨーロッパの絵画を常時2000点以上展示してあります。中でも僕の大好きなレオナルド・ダヴィンチの下絵画があり、ここ10年は必ずこの絵を見に、この美術館を訪れています。この絵の素晴らしいところは、500年も前に書かれた絵にもかかわらず、まるで今、ダヴィンチがこの場を離れて、ちょっとしたら戻って来て、再び絵の続きを書きそうな位の勢いなのです。それ程にこの絵は生き生きとしています。色の着いていない製作過程だからそう感じるのかも?しれませんが、何だかこの絵を見るとパワーをもらっているようで、とても良い気分になれます。天才の作品って本当に凄いですよ!





ロンドンで1番メジャーなフリーマーケットと言えばこの『カムデン=Camden』です。店の数も半端ではなく、訪れる人も100%観光客です。中でも1番目を引いたのが、ポップにデコレートされたバブルカー!センスが良いか悪いか?どう思いますか?ちなみにフリマの開催時間は、基本的に土曜日&日曜日の午前8時〜午後6時までです。結構面白いのですが、人の数が多すぎるのが難点です。

 さて、日本で溜まりに溜まった仕事達に後ろ髪を引かれつつも、今回は事実上、イギリスでの滞在がたったの4日間(正式には5泊6日!)と言う超強行スケジュールを決行しました。それも最初のガレージ引越し決定Eメールが届いてからわずか1週間足らずでのブッキングだったので、全てが何だかよく分からないままに、ただ慌ただしく過ぎて行ったって感じです(苦笑)
 ただ、今回ラッキーだったのが、僕の間借りしているイギリスは『サウスハンプトン』のガレージと、電話の彼が住んでいる『ポーツマス』が車で1時間位でアクセス出来ると言う事でした。限られた日程の中ではこれは大変に有難い事です。これなら何とか仕事もプライベートな用事も済ます事が出来るからです。更にこの『ポーツマス』からモッズの聖地(笑)『ブライトン』までは、これまた車で1時間強でアクセス出来るのです。
 『ん〜これは面白い事になったな〜・・』と思いながら、限られたイギリスでのスケジュールを無駄なく過ごす為にタイムテーブルを作って見ました(コレが結構楽しい・笑)まず、初日、土曜日の夜にヒースロー空港に到着、そのままロンドンに宿泊。2日目は『ロンドン』滞在、3日目は『ポーツマス』4日目は『ブライトン』そして最後の日は『サウスハンプトン』でガレージの整理、明けてヒースローから帰国…と完璧かつハードなスケジュールを立てました。
ロンドン中心部は夜が更ける程に賑やかになって行きます。『ピカデリー・サーカス』周辺は人、人、人…こちらはレコード店や映画館が入る複合アミューズメント『トロカデロ・センター』です。勿論、観光客向けですが、思わず入ってしまいます(笑)その他ロンドンの写真満載です!
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 さて、いよいよ旅行?の本題に入りますね。渡英して『ロンドン』に一泊したのですが、明けて2日目は日曜日だったので、当然仕事はOFF(笑)久しぶりに『ロンドン市内』をブラブラしてウィンドウ・ショッピングなどをしてみました。

11月は、観光シーズンとして言えばOFFになる為か?『ロンドン』ではあまり日本人の観光客と言うのを見ませんでした。もっとも日本の観光客は群れを成してバスで観光スポットだけを移動して記念写真を撮ると言う行為が、旅行の全てになっているようなので、僕のように1人で裏路地をVESPA求めて歩くツーリストと遭遇する機会は無いのかも?しれませんが…
 僕の場合、毎年イギリスには仕事(ジャンブル・マーケット等)の関係があるので、初夏〜初秋に訪れる事が多く、この11月と言う時期に渡英したのは今回で2回目なのです。久しぶりに訪れる11月中旬のロンドンは紅葉もいよいよ最後と言った感じで、『ハイド・パーク』も『セント・ジェームス・パーク』も落ち葉だらけ!霧の都の悲しいイメージをより鮮明にさせる、ちょっと悲しい秋の演出に『ギュ、ギュ』と落ち葉を踏みしめる自分の足音にさえ郷愁を感じるちょっとブルーなVESPA屋になっていました(笑)



11月中旬のロンドンは秋も大詰め!『ハイド・パーク』や『バッキンガム宮殿』周辺も落ち葉、落ち葉、落ち葉のコンチェルト(笑)ポールにはユニオン・ジャックと星条旗が交互にかかげてありますが、これは折りしも、この写真を撮った翌週に、ブッシュがロンドンを訪れるので、その為のリップサービス…折も折、彼の渡英の為に14,000人の警備をあてたそうですが、これは金額にすれば天文学的なモノで、ロンドン市民全員が2ポンドずつ払った計算になるとの事!!(凄い!)こんな馬鹿な事をしているからブッシュ、いやいやアメリカ人は世界中で嫌われるんだろうね…お前はどうかって?勿論イギリス人は紳士的でプライドが高くて親切なので大好きだけど、アングロサクソンのアメリカ人はあまり好きじゃない…だってヤツら差別が仕事でしょ(笑)それにヤツらはポルノが大好き!5歳の幼児や妊婦までSEXの対象にするなんて変態の国はアメリカだけでしょ!アメリカ人のわがままと変態なところは理解に苦しむよ…
 更にこの時期、イギリスは冬時間になったばかりで、午後4時半には“どっぷり”と日が暮れ、夜になるとコートが必要な位に寒くなるのに、僕が宿泊していた『ピカデリー・サーカス』周辺は深夜になっても人の数は減る事は無く、むしろ夜が更ければ更ける程、人の数は増える一方!前出の落ち葉一杯の『セント・ジェームス・パーク』と、この『ピカデリー・サーカス』までは歩いても5分…この静と動のあまりにも激しいギャップに極東の人間はただただ唖然とするしかありませんでした(苦笑)
 こうして僕のロンドン2日目の寂しい夜は更けて行きました…

           つづく→

こちらは『コヴェント・ガーデン』の『イタリアン・オープン・カフェ』で食べたパスタです。一人旅の楽しみはやっぱ食べる事でしょ(笑)イタリアンはどこへいってもハズれがないのでイイですね。日本に比べると、リングイネが一回り太いようですが、こちら(ヨーロッパ)はこれが主流です。日本のように細いパスタ麺を使用する事はあまりないようですが、僕はどちらでも好きですよ。余談ですが、小学校の給食の時にうどんにミートソースをかけて食べるメニューがあったのを覚えていませんか?(30歳以上の方なら分かる?)アレは最高に美味しかったですよね!


日曜日の『バッキンガム宮殿』の前はこのアリサマ…人、人、人です!日曜日には衛兵の交代式もあり、ちょっとしたお祭り騒ぎって言う訳です。勿論、ロンドナー(ロンドンっ子)など1人もいません、僕を含めてみんな“お登りさん”です(笑)


『トラファルガー広場』(Trafalgar Square)です。ライオンが印象的なこの広場、スペインの南、トラファルガー沖で戦死したネルソン提督の栄誉をたたえて19世紀半ばにつくられたモノです。 と、言うより、ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断した、我が広島が誇る一発芸人『猿岩石』の2人がゴールした地点と言った方が分かり易いだろうか?




ロンドン市内でドイツナンバーのポルシェを発見!実は僕は大のポルシェ好き、20代前半からず〜っとポルシェに乗っています。悪友も全員ポルシェ乗りばかりで、みんな子供がそのまま大人になったような連中ばかりです(苦笑)この赤いポルシェは912と言ってナローボディの可愛いモデルです。僕も22歳〜23際頃にこのモデルに乗っていたので、何だかコレを見てとても嬉しく、そして懐かしくなりました。




こちらも『カムデン=Camden』の写真です。1ポンドの格安雑貨から、ご覧のような高価なアンティーク家具まで、売り物のジャンルも大変に幅広いのが売りです。オレンジのイームズ・サイドシェルは現地価格で75ポンドです。ん〜日本までの送料を考えると買わない方が賢明ですな…