●もはや日帰り同然?     ベトナム ホーチミン

今回も時間が無かった為、『広島空港』 から“飛び”ました。

『広島』 から 『ホーチミン』 へのルートはひとつだけ・・・
『広島』→『台北(台湾)』→『ホーチミン』です。

『広島空港』 は非常に小さい為、混雑も少なく、静かですし、何より、自宅からそのまま空港へ行けるので楽です。

最近では海外就航便も微妙に増えているようで、『グァム』 にも飛んでいるとの事・・・そのうち、『ロンドン』 への直行便もお願いします !!

空港には 『鳥インフルエンザ』 の注意をうながす看板も・・・
まさに、海外旅行は 『自己責任』 でと言った感じですね・・・





『桃園国際空港』での注意書き看板です。薬物使用は ・・・
『死刑』 です。
大変に分かり易い法律です。ジャンキーは人間のクズです。生きる資格が無いと言う事ですね。心あたりがある方はご注意下さい(笑)。犯罪者に優しいのは日本だけと言う事をお忘れなく!



『ホーチミン』 に到着してから、ホテルへ向かうまでのタクシー内から撮影した1枚です。

露店と街並みが、僕的には凄く好きです。以前はイギリスにハマっていて、2〜3ヶ月の短期滞在とかは、よくしていましたが、今は 『ホーチミン』 がマストです !

そのうち、短期で住むかも ? イヤ、是非、住みたいな・・・ (←マジで)。




今回も快適に滞在したいと思ったので、日本から三ツ星ホテルを予約しました。以前のホテルより割高でしたが、このゴージャスな外観を見れば、納得出来ました。

ロビーには噴水もあり、カフェやレストランも充実していました。
ただ、部屋のエアコンが・・(苦笑)。




こちらが、初日に晩ご飯を食べたお店です。パンフにも載っていた有名店です。偶然、ホテルの近くだった為、歩いて、僅か1分〜2分の距離でした。

もの凄く美味しかったですよ ! このページの真ん中の一番下に、内容を記載しています。食べた気持ちになって下さい (笑)。




ヨタ話ですが・・・
旅に出る際、必ず持って行く最低限の携帯品があります。

まずは、寝過さないように目覚まし時計、それに時差を知るGMTの時計〜最近ではエクスプローラーUを頻繁に使用しています。そして、寂しい一人旅には音楽が必要です。昔はCDウォークマン、今は I POD、さらに、絶対に忘れてはならないのが、ウーロン茶です (笑) 。

ヨーロッパに行くときは、スーツケースの中はウーロン茶だらけだったりします。以上、VSHの旅行携帯グッズでした (笑) 。



在、VSHでは 『オリジナル・パーツ』 を 『ホーチミン』 の契約工場で製作しています。今回は、その 『ホーチミン』 へ、急きょ、出張した時の事をご紹介します。

“急きょ” と言う位ですから、スケジュールは超過酷なモノで、『1日目の朝に出発、台北経由で夕刻にホーチミンへ到着』 → 『2日目は打ち合わせ等の仕事』 → 『3日目の朝、ホーチミン発、台北経由にて、広島へ午後8時に到着』 ・・・

いかがでしょうか ? もはや 『出張』 と言うより、『罰ゲーム』 と言っても過言ではない2泊3日です・・・ なんだか、日帰りで、『ホーチミン』 に行ったような感じさえしてしまいます (苦笑)・・・

ところで、ご存知の方も多いと思いますが、現在 『ホーチミン』 は世界のスクーターパーツの下請け工場とも呼べる程、スクーターパーツの生産が盛んです。
ドイツの有名ショップやイギリスの老舗店等も、『ホーチミンのお店』 と提携して、パーツの製作や販売を展開しています。
ヨーロッパから輸入したのに、ベトナム (ホーチミン) 生産のパーツだった・・・ 何て事も、最近では当たり前ですね・・・

近年、90SSのリプロパーツが大量に出回ったのも、こう言った、ベトナムでの生産が盛んになり、鋳物が安価にリプロデュース可能になったと言う、裏事情もあったりします。

『台北』 の 『桃園国際空港』 です。『桃園』 って名前を聞いただけでもワクワクしますね (笑)。
“アテ字”のようですが、『胡志明』 と書いて 『ホーチミン』 と読むそうです。昭和の熱血純愛マンガには 『愛』 と書いて 『おまえ』 と読むと言った、コテコテで痛いものもありましたが・・・
ヨタ話はさておき、色々と漢字が出てくるので、目まぐるしく変わる案内板を、興味津々で見てしまいました。

ところで、書き忘れてはイケない大切な事があります。それは 『中華航空』 の 『スチュワーデス (今はキャビン・アテンダント) さん』
が,、皆さん 『超美人』 と言う事 !
『桃園国際空港内』 でも、沢山、歩いている方をお見受けしました。『ホーチミン』への乗り換えの為に待った2時間等、夢のように過ぎ去りましたよ(笑)。


で、いよいよ、ボーディング寸前の時の事、待合ロビーの前方に 『スチュワーデスさん』 が集まって来られたのですが、マジでビックリ ! 写真では、まだ 『スチュワーデスさん』 の数は少ないですが、最終的には、このシートの殆どが美人で埋まってしまいました・・・

人前に出る仕事の女性は、美人しか許されない・・・そう言った台湾の方の、正しい考え方には共感致します。
皆さんも是非、『中華航空』 をご利用下さい !


ただ、どのヨーロッパのお店も、外観のパーツや、カスタム & ドレスアップ品はベトナムで生産していますが、エンジン内部の主要部品は、イタリア製にこだわっています。
やはり、シール、ベアリング、ピストン等は、『RMS』 や 『ピナスコ』、『マロッシ』 と言った、老舗ブランドに軍配が上がりますし、何より、エンジンパーツをベトナムで製作するには、もう少し、時間 (技術的な事・・・) が必要ではないでしょうか ??

と言う訳なので、僕も製作しているのは、外観パーツで、特にスモールボディの絶版パーツを中心に展開しています。
今のところ、『イタリア製・ブランドパーツの展開が8割』、『VSHのオリジナル生産パーツの展開が2割』 と言った感じですが、もう少し、このプロジェクトを成熟させて行きたいとは思っています。

『ホーチミン』 は本当に活気に溢れています。外資系のお店も沢山進出しています。民族衣装の 『アオザイ』 を身にまとった方もいれば、キャミのような格好で歩く女の子を見る事もしばしば・・・この写真のどこかに、『シルバーのP200』 が写っています。さて、どこでしょうか ? ・・・
答えは3ページ目の一番下で・・・


面白い事に、『ホーチミン』 は狭い街で、その為、スクーターパーツの生産工場 (デリバリー・ショップも含め) は、何らかの形で、裏ではつながっています。その為、結構、無理が利いたりします。
例えば、どう見てもヨーロッパのショップがベトナムで生産しているようなパーツがあるじゃないですか、
そのカタログ写真を見せて、このパーツは手に入らないか ? って聞くと、同じ金型から製作したであろう同じパーツを準備してくれます。


これでは、最初にプレス金型を製作したヨーロッパのスクーターショップの面目は丸潰れですが、僕にとっては有難い事です。事実、『P200のパフォーマンスマフラー』 や、『アバルトツインマフラー』 等はネットオークションのバイヤーより、10,000円程度安く、僕のホームページで販売する事が可能です。

これは、僕が契約している 『ホーチミンの工場』 から直に広島に入るので、ヨーロッパ経由のパーツより、経費を押さえる事が出来るからです。
しかし、いい事ばかりはありません。
僕が依頼して、金型から製作したパーツが、今度は反対にヨーロッパのお店にリークしてしまう事例も発生しています(苦笑)。
例えば、50Sのリアナンバーブラケットや純正タイプのマフラー等は、間違いなく、僕が 『ホーチミンの工場』 へ持ち込み、金型を依頼して、生産した物なのです。

ヨーロッパから、これらのパーツが入荷したら、
広島で原案→ホーチミンで製作→ホーチミンからリーク→ヨーロッパのショップへ→そしてあなたの所へ・・・ (笑) 。
と、言う事になります。(80%は間違いないと思う・・・)
そのうち、90SS用のデベソホーンが出回り始めたら、VSHの事を思い出して下さい
(笑)。

エアコンが壊れようとも、エンゲル係数はMAXです (笑) 。
初日の晩ご飯は・・・
1, 僕はお酒を飲まないので、コーラを頼んだのですが、どう言う訳か、お米で出来た 『かきもち』 のようなお煎餅も一緒に出て来ました。カリカリで香ばしくて、少し甘かったです。

2, 『エビの生春巻き』 です。デカイ、ウマイです!

3, ご存知 『フォー』 です。今回は牛肉たっぷりの物を注文しました。

4, 『フォー』 には、ご覧のような香草やもやしをたっぷり乗せて食べます。好みで、6 のヌックマム (魚醤) を入れて食べるそうです。

5
,
『シーフード・チャーハン』 です。タコが入っていて、もの凄く美味しかったです! 炊き込みのような感じで、底のおコゲが張り付いていて、それがまたカリカリで超美味でした。7 のソースを混ぜて食べるように言われたので、やってみました。日本の炊き込みご飯とチャーハンの中間のような食感で、もの凄く美味しかったですよ !

つづく→

今回、『広島』 から利用した航空会社は 『中華航空』 です。
尾翼に妖艶なピンクの花が描いてあるのが印象的です。

下の写真は、間もなく 『台北』 に着陸の際、機内から街を撮影した物です。高い建物もなく、見晴らしは最高です。

『広島』 から2時間で到着するので、本当に隣街と言った感じです。
後から聞いた話ですが、『台北 (台湾)』 はツアーでも人気があるとの事です。
近いので、機会があれば、僕も一度は訪れてみたい街ですね。

ちなみに 『日本との時差は1時間』 です。『日本が正午』 なら、『台北は午前11時』 です。1時間得します(笑)。





『桃園国際空港』でコーラの自販機を発見!
『コカコーラ』=『可口可楽』と書くんですね。妙に納得・・・

現在も急速に発展中の 『ホーチミン』 は、空港から市内まで、工事、工事、工事・・・そして渋滞も酷いです。

そんな中、ベトナムの民族衣装 『アオザイ』 を着た人がバイクで2人乗りして、疾走して行きます。

オリエンタルを超え、無国籍と言っても過言ではないですね。とても不思議な光景です。




部屋は期待どおり、シックで落ち着いた感じだったのですが、困った事にエアコンが動かない・・・
何度かリモコンをイジっていると、ONになるのですが、1分くらいすると、『ふっ』って感じで切れてしまうのです。


この日の 『ホーチミン』 は晴れ・・・気温は32度以上、湿度は日本の比ではありません。修行をしに来た訳ではないので、コレではたまりません (苦笑) 。

ほどなく、ロビーへ行き相談したら、係の人が2人来て、ゴソゴソとイジってくれて、5分くらいしたら、問題なくエアコンが動きだしたので、『こりぁ、毎度の事なんだな』 って思い、解決したかに見えたのですが、その後、一度、部屋のメイン電源を切り、晩ご飯を食べに行き、部屋に戻ると、
またまたエアコンが作動しない !

仕方ないので、再度ロビーへ行って相談すると、先程の2人がまたまたやって来て、申し訳なさそうに様子を見ていました。


どうやら、いよいよ、リモコンがダメみたいで、誤作動を起こし、ONにしても、ほどなくOFFになるようです。そこまでは良かったのですが、この係の2人が、整備について口論をはじめ、リモコンを持ったまま部屋から出て行き、廊下の端っこで、さらに激しい口論を始めてしまいました・・・

ベトナム語の口論って言うのは、内容が分からないだけに、何だか怖い (マジで) 。
結局、僕が間に入り、2人の仲裁をして、その場は収まったのですが、なんで、僕がベトナムまで来て、エアコンの壊れた部屋に詰め込まれて、その上、ベトナム人の口論の仲裁までしないとイケないのか ? ちょっとオモシロ過ぎます ! しかも、リモコンは彼らの喧嘩のおかげでバラバラに・・・ (苦笑) 。

結局、部屋にあるエアコンのメイン電源をONにしたまま、滞在中の2泊3日を過ごすと言う方法を取る事にしたのですが、最近のホテルはどこもカードキー形式になっていて、部屋に入り、カードホルダーにカードキーを差し込み、部屋の電気をONにする構造の為、この方法だと、僕が部屋を出る際、カードキーをホルダーから抜かないとイケない訳で、そうなると、エアコンのメイン電源も切れてしまうので、再起動には、またまた2人を呼ばなければイケなくなります。

そこで、先にケンカしていた2人のベトナム人スタッフが取った行動とは、日本人の僕からして見れば、考えもよらない行動なのですが、自分達が持っている、スタッフ用のカードキーをホルダーに差し込み、僕が最初にホテルから頂いたキーは、出入り用に使用してくれとの事なのです。
(写真の赤い○部分)


凄いでしょ ! 何故なら、スタッフ用のカードキーは全部屋のスペアキーも兼ねている訳で、もし、僕が悪人だったら、そのカードキーを使用して、他の部屋に侵入する事も可能なのです。(←そんな事はしませんけど・・・)


まぁ、日本人だから信頼してくれたのか? とにかく “おおらか” で悪気のないベトナムの人を見たって感じです。

ただ、夜中もエアコン調節が出来ず、ず〜っと “強風ON” の部屋は、反対に寒かったです (苦笑) 。

海外では諦めも肝心です・・・