『呉市』 をどんどん北上して行き、走る事、約2時間・・・ 『東広島市』 の市内を抜けた頃から、見渡す限り牧歌的な景色が広がって来ます。

この日は雪が降った後で、結構、残雪も多かったのですが、何よりも寒くて、お世辞にも、『VESPAのツーリング日和』 とは言えませんでしたね・・・ (苦笑 )。


コレもツーリングの途中で遭遇したモノです。田舎に行くと、よく廃バスが放置してあるような気がします。僕の気のせいでしょうか ?・・・・

このテの古くてラインの入っているバスを見ると、『BEATLESマニア』 の僕としては、ついつい 『Magical Mystery Tour』 のバスを思い出してしまいます (笑) 。


『486号線』 に入り、VESPAでひた走る事、約15分・・・ (←ひた走るほどでもないですね・笑 ) ようやく、最初の目的地 『河童の古里、どんどん淵峡』 が見えて来ます。

長〜い直線の後、軽く左カーブを描くところの右側に注目 !! 取って付けたような木の看板が立っています。直線が長いので、スピードを出し過ぎて、見落とさないように (笑) 。





川岸に座っていた河童のオブジェの目線から、魚眼レンズを使って撮影して、効果的に見せようと思ったのですが・・・ 結果はイマイチ (苦笑)。

オマケに足元はぬかるんでいて、最悪の状態・・・ 
この日履いていた、ビンテージの 『オニツカ・タイガー』 も “びしょ濡れ” に・・・

そう言えば、以前、この 『VESPAに乗って島に行こう!』 のコーナーで、戦艦大和の主砲の発射実験を行った 『亀ヶ首』 をご紹介した時も、確か、ニューバランスの限定スニーカーを水没させてダメにした経験があります。我ながら、学習しませんね・・・ (苦笑) 。


こちらの写真は 道路脇にあった、『河童の古里、どんどん淵峡』 の看板の向かい側に “ 鎮座まします ”『親子河童』 のオブジェです。

正直、『河童』 と看板に書いてなければ、怪獣に見えてしまうのは僕だけでしょうか ? (笑) 。

しかもこのオブジェ、VESPAと比べて頂ければ、お分かりになるかと思いますが、もの凄くデカイのです。まさに無駄にデカイとしか言いようがありません。材料費が高かったろうに・・・



回、ご紹介する 『木造校舎の小学校』 は、VSHがある 『呉市』 から車で約2時間強・・・ 『VESPA50S』 ですと、坂道も多い為、優に3時間以上はかかってしまう、結構、山岳部にある 『豊栄町 (とよさかちょう 』 と言う町にある 『安宿小学校』 です。

『へぇ〜 “やすやど小学校” って、面白い名前だなぁ〜』 って思われた方、実は違うんですよ ! この小学校、『安宿 (やすやど) 』 と書いて 『あすか』 って読むそうです。お恥ずかしながら、僕も知らなかったのですが、この小学校の近所の方に読み方を聞いて、判明した次第です (苦笑)。

ところで今回、木造校舎の撮影を慣行するに際し、一緒に近郊の名所や旧跡の撮影も行って帰ろうと思い、色々と検索しては見たのですが、コレと言った場所が全く無くて、困っていました・・・

そんな中、唯一、『安宿小学校』 のあるエリア内で発見したのが、『河童の古里、どんどん淵峡』 と言う場所でした。当然の事ながら、UMA系 (未確認動物) の話が大好きな僕としては、“一石二鳥”、“渡りに船” とばかりに (笑) 、まずは 『安宿小学校』 へ行く前に、この 『どんどん淵峡』 へと足を運ぶ事にしました。

『上の写真』
今回、『河童の古里、どんどん淵峡』 と 『安宿小学校』 へのツーリングで使用したのは、VSHカスタムの50Sです。オーバーホール済みのエンジンは絶好調 !! 勿論、VSHの販売車両です。このVESPA50Sカスタムに興味のある方はこちらをクリック!

『下の地図』
今回訪れた 『東広島市 豊栄町 安宿地区』 と 『VSH』 のある 『呉市』 の位置関係をご覧下さい、『375号線』 を3時間も北上します。結構な距離です・・・ さすがに冬場のロング・ツーリングは厳しいですね (苦笑)。

さて、僕が訪れたのは1月の末・・・ しかも、前日まで大雪だった為、日中でも日影の部分には相当な積雪が残っており、VESPAの運転には、かなり気合いが入りました。

元来、組んだ後のセッティングを兼ねてのツーリングです。まかり間違って、積雪に滑って転倒でもしようモノなら、商品が台無し・・・ ですから、寒くても五感を敏感に働かせつつ、無理をしない安全運転で、残雪のある 『375号線』 の山岳部をひたすら北上して行きました。

途中、一度だけ右に曲がり、『486号線』 に入り、ほどなく走ると、向かって左手方向に 『安宿小学校』 が見えて来るのですが、今回は小学校よりも、少し東側にある 『河童の古里、どんどん淵峡』 の方へ先に訪れる事にしていたので、まずは 『安宿小学校』 はスルーして、
『河童の古里、どんどん淵峡』 へと向かいました。

『河童の古里、どんどん淵峡』 です。
道路脇の看板のある場所からは、下へ降りる階段が出ており、清流が豊かな川岸へと行く事が出来ます。

ご覧のとおり、この日は残雪が多く、川岸へ行くのにも一苦労 (苦笑) ・・・ 足を滑らせないように用心して、ようやく川岸へ着いた僕が見たモノは、正にパラダイスだった・・・ (笑)。

鳥居には、『河童神社』 と書かれているのに、お社にはどう言う訳か ? 『河童恵比寿神社』 と書かれていたり、おっぱいを飲ませている河童のブロンズ像があったり、ソレはもう、ここでは記載しきれない程の “壊れ具合” です。見てる方が疲れてしまいます・・・ この状況には、少々呆れてしまいました (苦笑) 。

正直、期待ハズレと言ってしまえばソレまでですが、コレだけ色々なモノを混在させたパワーには敬服します。『村おこし』 の為か ? それとも、ただ単に 『河童を奉りたかった』 だけなのか ? この空間からでは知る由もありませんが、下手に手間がかかっている事だけは事実です。

コレだけのパワーがあるのなら、全体を見渡せるプロデューサーを外部から雇って製作した方が良かったような気もしますが、まぁ、パラダイス感と言う点では、他のモノの追随を許す余地はない程です。


『縁結之河童』 だそうです・・・
ある部分を誇張して表現するのは、よくある手法ですが、ひとつ間違えれば、下品にしかなりません。

これを見て、アートだと言う人は少ないと思う・・・ むしろ、夜8時頃から開店する、『エロ本専門店』 の 『店先マスコット』 にしてもおかしくない程の下品さです。実際、ポコ★ンを握ってオ★ニーしている 『オナガッパ』 にご利益があるとは思えない・・・
 不快です !!

どうでしたか? 『河童の古里、どんどん淵峡』 は・・・  聞くまでもないですよね (苦笑) 。このページを見て、あえて大切な時間を割いてまで行こうって人はそんなにいないと思う・・・

ただ、この日の救いは、先に 『安宿小学校』 じゃなくて、『オナガッパ』 の方の撮影に来たと言う事に尽きますね。何故かって ?・・・ 答えは簡単、帰る前にこんなパラダイスを見せられたんじゃ、帰路の3時間は、モンモンとした気分なる事は間違いありませんからね !!

そう言った点では、この後、撮影に行った 『安宿小学校』 には期待が膨らみました。 さて、どうなる事やら・・・

安宿小学校へとつづきます→

ツーリングの途中で、建設中の 『しゃくなげ大橋』 と言う橋に遭遇しました。“コレ見よがし” に大きな看板があったので、谷の向こう側を覗き込んで見ると、何とも、大がかりな工事の真っ最中・・・

ムダな道路の建設について、何かと問題定義の多い昨今、こういった大きな工事を見ると、ついつい猜疑心の目で見てしまいませんか??


『呉市』 を出てから、永遠に 『375号線』 を北上するのですが、途中、一度だけ 『486号線』 に向けて右折します。それで目的地に到着です。

道順は簡単と言えば、簡単ですね・・・ 『真っ直ぐ行って右に曲がる。』 それだけです。あっ、そうそう、途中、3時間かかるけど・・・ (笑) 。


『河童の古里、どんどん淵峡』 の看板の横には、河童の銅像の他に、何故か? “五右衛門風呂” のオブジェが・・・

見たところ、釜に入っているのが 『河童』 なのかな ? で、釜のフチにぶら下がっているのが、どうやら、『石川五右衛門』 のようです・・・ ちなみに、釜の前にある木の札には 『五衛門風呂』 と書いてありますが、本当は、『五右衛門風呂』 と書くのが正解。漢字の 『右』 が抜けています。

このオブジェを見る限り、名所ではなく、パラダイス系だという事が、ヒシヒシと伝わって来ますね (笑) 。






川岸にはこんな石造もありました・・・ こちらも意味不明です。インカ遺跡の出土品のパクリにも見えます・・・

恐るべし 『河童の古里、どんどん淵峡』 ・・・


『親子河童』 の近影と側面部です。なかなか愛嬌のある顔をしていますが、横から見ると、体型が何だか変です。しかも、子供の河童が異常に小さい・・・

 “見せる” と言う点においては、残念ながら、ディテールはイマイチですが、これもパラダイスとして見れば、ノープロブレムと言ったトコでしょうか ? (笑)