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島ツーリングの定番、橋 +
VESPAの図です。 何度も書きますが、橋の真ん中で停車すると危ないですよ・・・ (人に注意する資格はないですが・・・)
これは勿論、『豊浜大橋』
での一枚・・・ 『大崎下島』
から戻る途中、夕暮れで車が少ない時に撮影したモノです。 さみしそ〜な感じです・・・実際、ツーリングの復路、日が暮れて、家路を急ぐ時程、寂しい瞬間はないですね。
(冒頭から復路の夕暮れショットでゴメンなさい
! !
ちょっとイイ感じだったので、あえて記載しました。)
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『御手洗地区』
の古い建屋です。これと同じような写真は、観光案内のパンフレット、それに各ホームページでもご覧になった方も多いと思います。
大変に有名な事ですが、多くのお宅が、軒先にそれぞれ異なる花を飾り、訪れる者の目を楽しませてくれます。花の色、種類、ディスプレイ方法等、多種多様です。訪れる際は、古い建屋の軒先は要チェックですよ。
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『御手洗地区』 には 『江戸時代』
の建屋も多く、それぞれの家の前には、ご覧のように、センスの良い木の看板が掲げてあり、ひとつ、ひとつその家 (建屋)
の歴史背景が詳しく説明してありました。
大変に興味深く見学が出来ます。これらの活動は、『重伝建を考える会』の方がされています。
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こちらの写真は 『千砂子波止 (ちさごはと) 』 の 『灯台』
から海を背中の振り返り、海岸沿いの街並みを見た様子です。古い船着場の階段が時代を伺わせます。
『風待ち』、『潮待ち』
と言われた 『御手洗』
を垣間見る事が出来ます。
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こちらの写真は 『御手洗地区』 の“ど真ん中”
(案内地図のみたらい散策絵図で見る限り・・・) に位置する 『満舟寺の石垣』 です。 この 『満舟寺』 には
『芭蕉の百回忌』 に建立された 『誰彼塚』 や 『栗太樗堂』 の墓などもあります。スペースの関係上、今回は、『VESPA』
と非常にマッチングの良い 『石垣』 の様子だけ、ご覧頂きます。『御手洗』
では見逃す事の出来ない史跡と言えます。
この 『石垣』 、よ〜く見ると、石の間から 『アロエ』
が生えていました。古文書によると、この 『石垣』 は、かの 『加藤清正』
が四国を攻撃した際、建築したとされております。当時はこの 『石垣』 まで海だったそうです。はたして、この 『アロエ』 は
『加藤清正』 が戦の際の薬として植えたモノの子孫か ? (笑
)。
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さて
『豊島』 では散々な目に遭った為、我々は、急きょ、向かい側の島 『大崎下島』 に “逃げる”事 にしました。
とは言え、逃走はいたって簡単
(笑) ! フェリー乗り場から、すぐ見える 『豊浜大橋』 を渡ると、ソコが 『大崎下島』に なりますから・・・
この 『大崎下島』
も、僕にとっては初めての場所ですが、映画のロケ地になった事、江戸時代からの街並みが残る事、それに古い防波堤が今もある事くらいは、事前情報として知っていた為、『豊島』
で期待を裏切られた分、『大崎下島』
への期待度はMAXになりました。
実は・・・本当の事を言いますと、前日、一緒に行くA子ちゃんが、もし 『豊島』
がNGだった場合を想定し、『大崎下島』 に行くという、いわゆる 『B案』 を練ってくれていた為、『大崎下島』 の観光資料を、『ET3』
の左後部のグローブボックスの中に、隠し持っていたのでした (笑) 。ちゃん、ちゃん・・・ 『B案』 大正解 ! !
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『豊島大橋』です。 『豊島』 と 『大崎下島』
を結ぶこの橋は、1992年の11月30日に完成した3径間連続トラス橋で、全長が543メートルもあります。見た目は橋ですが、正式名称は
『農道』 との事・・・勿論、無料 !
橋の欄干には 1964年7月13日に広島の県鳥に指定された 『あび』
のデザインが施してあります。それもそのハズ、このあたりは、『あび』 がやって来る 『渡来群遊海面』
でもあるそうです。 |
英断を下し、『豊浜大橋』 を渡り、『大崎下島』
に入った我々が、最初に行った事は、『お昼ごはん』 を食べる場所探しです。 まずは、美しい海沿いの道を走り、約10分程度で到着する、『大崎下島』
の観光スポット 『御手洗地区』 へと 『ET3』 を走らせました。
そこで、偶然にも、『御手洗港』 の前で食堂を発見 !
何とも言えない、懐かしい感じにホダされ、吸い込まれるように、この 『みはらし食堂』
へと入りました。
事実、この判断がこの日一番の大当たり ! 食堂のおば〜ちゃんは親切、食事も美味しいし、価格も良心的 ! 『豊島』
での不快モードを忘れて余り有る、満足度一杯の 『お昼ご飯』 になりました。メデタシ・メデタシ・・・
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『写真・上』 こちらが本日の 『昼ご飯』 です。『かまぼこ』 の入った 『卵どんぶり』 に感動 !
御代は400円で二度感動 ! その他、『じゃがイモの入った味噌汁』、『地元で取れた魚の煮付け 』 など、エンゲル計数がレッドゾーンです
(笑) 。
実はこの前日、『卵どんぶり』 を食べる夢を見ました。(実話です。 )
美味しいデジャブ体験をしました。
『写真・下』 この食堂はおかずを選んで自分で取ってテーブルに持って行く、ブルーカラー御用達のセルフ・システムです。レストアラーの自分には非常に馴染み易いお店でした。
機会があれば、是非、また行きたいと思います。勿論
『豊島』 はスルーして (笑) 。
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さて、さて、美味しくお昼ご飯を頂いた後は、江戸ロマン満載の 『御手洗地区』 を 『ET3のタンデム』 で、軽く流す事にしました。ココ
『御手洗』 は『風待ち』、『潮待ち』 と言う、粋な呼び方をされていたそうです。確かに、港の景観を見る限り、このイカした呼び名には 『偽りなし』
です。
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『千砂子波止
(ちさごはと) 』 です。 1828年に建造された、バリバリの江戸時代デビューの防波堤です (笑)
。ここには、この港が千年も万年も栄えるようにと、『鶴』 と 『亀』 が刻まれていたりします。気になる方は、どこに刻まれているか ?
実際に行って探して見て下さい。有り難い気分になりますよ !
この白い建物は 『二代目の灯台』 で、『昭和』
に入ってから建築された物になります。『石灯籠』 のような形をしていますが、このデザインは、元来、『一代目の灯台』 が 『石灯籠』
のスタイルをしていた事をリスペクトしたモノだそうです。
当時 (江戸時代) は 『石灯籠』
が夜になると灯りをともし、『灯台』 の役割を果たしていたそうです。その為、二代目も、このような 『石灯籠』 の形をした 『灯台』
になったそうです。
この辺りの“仕事”に、こだわりとプライドがある 『御手洗』
のバックボーンを見たような気持ちになりました。 ちなみに 『一代目の石灯籠』 は、現在もこの 『千砂子波止』
に残っています。散策の際は、是非、ご覧下さい。
もうひとつ、補足ですが、白い灯台の向こう側の島は 『愛媛県』 の
『岡村島』 になります。
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ところで、『御手洗』 のキャッチ・コピー ?
『風待ち』、『潮待ち』 って言う呼び名は、どこから来たモノか ? この次のページでは、その 『歴史』 と 『御手洗』
が果たした大きな役割をご紹介したいと思います。
つづく→
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こちらは 『大崎下島』 でお昼ご飯を頂いた 『みはらし食堂』
さんです。旅館もされています。超オイシイ上にリーズナブル !
また、チェック・アウト (笑)
の際、電卓やレジはなく、おば〜ちゃんがソロバン、それも伝説の五つダマで計算してくれました。かなり感動です
!
場所は 『御手洗港』
の前なので、すぐに分かると思います。対応もとても親切なので、お越しの際は、是非お立ち寄りになる事をオススメします。
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海沿いの分かり易い場所に 『重要伝統的建造物群保存地区』 の石碑が・・・
周辺の景観に配慮した、大変にセンスの良い物です。
その石碑の横には古い石の橋があり、奥は 『1829年
(文政12年) 』 に 『千砂子波止 (ちさごはと) 』 の鎮守として建立 (こんりゅう) された) 『住吉神社』
があります。写真で説明しますと、9時方向左が海、11時方向が 『千砂子波止』
になります。勿論、抜群のロケーションです。
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こちらの写真は 『御手洗地区』 の 『案内所』 兼 『お土産物屋さん』 の
『潮待ち館』
です。その横の路地では魚の乾物等を売るおばちゃんが、近所の方とダベリながら、日向ぼっこをされていました。商売っ気ゼロ
!(笑) このスロー感が 『大崎下島』 の方のイイところです。
自分も、もう少し生き方を見直さなきゃ・・・もう少し時間にゆとりを持たなきゃ・・・と、反省する事しかり
(苦笑)。
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こちらの写真も 『千砂子波止 (ちさごはと) 』 の 『灯台』
から海を背中の振り返り、海岸沿いの街並みを見た様子です。石畳のようにキレイに施工された 『江戸時代』
の防波堤を歩くと、何とも言えないロマンチックな気持ちになります。
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『千砂子波止 (ちさごはと) 』 付近には大変に分かり易い 『案内看板』
があります。その名も 『みたらい散策絵図』 。 『御手洗』 の漢字が、ひらがなで 『みたらい』
と開いてある、なかなか気の利いた物です。
我々は 『ET3』 でウロウロした結果、この 『案内看板』
を発見した訳ですが、もし可能でしたら、『御手洗散策』
のスタート地点をココにすれば、スマートに散策が出来ると思います。
『千砂子波止』 の 『住吉神社』
前を、海側から渡った分かり易い場所に、この看板が配置されています。すぐに分かると思いますので、まずはレッツラゴー です
(笑)
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