僕の住んでいる 『呉』 から音戸の瀬戸を通り、VESPAで走る事、約一時間弱・・・ 『江田島』 への陸の玄関口 『早瀬大橋』 が見えて来ます。

車の通りも非常に多く、写真を撮るのも一苦労です。


『早瀬大橋』 のたもと (江田島側) で、クールなモニュメントを発見! 何かな? と思ってみたら、説明看板が倒された上、ベコベコになっていた・・・なので、読む気がなくなって立ち去りました。 訪れた人をバカにしてますね! それとも、この看板もアートの一部か?

レトロな建物には入る事が出来ないので、側面の塀と並走する道をVESPAでトコトコと進んで行き、かろうじて、撮影ポイントを発見して撮影させて頂いた物がコレ・・・ 本当にイカした建物です。

この 『VESPAに乗って島に行こう!』 企画の、某OK島で紹介した 『浪漫的・・・』 と言う地区の軽く1000倍は浪漫あふれる建物です!

後でこの建物の事を調べたところ、明治30年 (創立は明治25年) からこの地で創業している超老舗会社だそうです。昭和17年から第二次世界大戦に伴い海軍に摂取されていたそうです。
本当に歴史かつ由緒のある建物です。


レトロな建物の写真を上部から撮影したくて、丘の上に上がってビックリ! 他にも島の古い建物を多く見る事が出来ました。
これで、あっちこっちから湯けむりが出ていたら、間違いなく、老舗の温泉街に見えてしまう程の渋い眺めです。
島で見る古い木造住宅に並ぶ瓦屋根は本当に癒しの光景ですね」


回のツーリング先は 『江田島』 です。VSHのきまぐれ企画 『VESPAに乗って島に行こう!』 は、ツーリング情報のような立派なモノではなく (もうお気付きの方も多いと思いますが・・・) VESPAのセッティング等の試乗を兼ねてのモノですので、毎回、行き当たりバッタリ・・・全ての景勝地をご案内出来る訳ではありませんので、あくまでもツーリング (旅) のヒントとして、軽く読んで、そして、見て頂ければ幸いです。

なぜ、わざわざ今回に限ってこんな前置きを書くかと言いますと、今回、訪れた 『江田島』 は大きな島で、施設、史跡等が沢山あり、VESPAのセッティングを兼ねた、簡単な3〜4時間程度のツーリング (正式には走行・・・) では、とてもご紹介出来る場所ではありません。

しかも、『江田島』 には、僕の古くからの友人も多く、いい場所が沢山あり、実際に何度も訪れており、VSHでツーリングとかにも行った事がある過去の経緯から、全く何も知らない島のように、他人事で書けないと言うのが本音です。なので、あくまでも今回は、入り口程度でお読み下さい。勿論、興味がある方は是非、訪れてみてはいかがでしょうか?

こちらの写真は 『早瀬大橋』 と今回の相棒 『赤い1978年型のVESPA 50S』 です。楕円キーカバーに丸いパイプ・ブレーキの最終モデルとなるレア車両です。

この早瀬大橋は 『呉』 (いわゆる本州=途中、音戸大橋経由) との陸路における最重要拠点とされているトコだそうです。橋の色にもこだわりがあるそうで、まわりの景観との調和を考慮して、『シュノソン・ホワイトカラー』 と言うタイソウなネーミングの色に塗られています。『シュノソン』 と言えばフランスにあるお城の名前で、僕も以前、フランスに見に行った事がありますが、こんな色だったっけ?

色はともかく、橋はとにかく立派な構えで、全長は623メートル、海面からの高さは何と36メートルもあるとの事・・・コレは4,000トンクラスの大型貨物船もラクラク運航出来る高さだそうです。

写真のレアな赤い1978年型の50Sは
当店の販売車両です。
興味のある方はこちらをクリック!

さて、橋を下り、平坦な道になり、思った以上に最高速度の出ない純正の 『クラッシック50S』 にイライラしながら 『ボアアップでもしないと、キツイな・・・』 等とマジメに整備の事も考えつつ走行していると、ものの2〜3分も走ったでしょうか? (VESPAが遅いの時間が長く感じます・笑) 左手方向にもの凄くレトロな建物が見えて来ます。

こちらがその超レトロな建物 (紡績会社さん) の入り口です。会社=守衛さんがいる為、ご迷惑になると恐縮なので、少し離れたところから、恐る恐る撮影した写真がコレ・・・ 実際に会社が稼動中なので、こちらが自粛するのが正論です

この写真では、レトロ感がうまく表現出来ないのが本当に残念です。訪れる機会がある方は、邪魔にならないように、是非ご覧になって下さい。

写真で雰囲気が伝わったでしょうか? 本当にいい感じの建物で、映画のロケで使われてもおかしくない程 (もしかして、使われていたらゴメンなさい、僕の勉強不足です。) の超レトロな建物です。でもココは現役の紡績工場なので、立ち入る事は出来ません。とはいえ、外部から見るだけでも大満足、一見の価値がある建物ですよ。

つづく→

こちらは 『早瀬大橋上』 での写真です。歩道のある珍しい橋ですが、本当に車の往来が激しい為、トロトロと走る 『50S』 では危険極まりないと言うのが本音です。

停車して海の写真を撮るなんてのは、自殺行為です(笑)。なので、これらの写真はトロトロと 『50S』 を走らせながら撮ったモノです。(片手運転事故のもと・・・)

こちらの写真も 『江田島側』 から見た 『早瀬大橋』 の様子なのですが、写真を撮っていると、愛想の良い老犬がスリスリとして来ました。動物には心の優しい人を見分ける能力があると聞きます。 まったくその通りです。もう一度書こう、動物には心の優しい人を見分ける能力があるそうです。もう一度書こうか?


本当にイカした建物なので、何とか上方向からの写真も収めたいと思い、これまたVESPAでトコトコと島のタイトな道を登って行き、撮影したのがこの写真です。本当は広角で広く全容を撮影したのですが、スペースの関係上、うまく表現出来ないと思い、オイシイ部分だけトリミングしました。

聞くところによると、摂取されていた、第二次世界大戦中は、航空機のエンジンを製作していたそうです。建物からもその名残が見て取れます。


丘の上で面白い建物を発見! 勿論、今はこの外観ですから、閉鎖されていますが、建物の入り口には 『会社の寮』 の木の看板が・・・昭和ですね・・・