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『大芝小学校』 の正門部分です。門柱は校舎に比べ、かなり新しい物です。校舎よりも後者のようです (オヤジギャグ・笑)
正門の前はすぐに海・・・行きたかったな〜・・・こんな素敵な小学校。
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こちらの写真は 『ニノキン』
銅像の横付近のショットです。 木造校舎の板壁と石碑の感じが良かったので、細い場所にクワガタ虫のように入り込んで撮影したモノです。
こんな狭い場所に入ると、子供の頃、学校でやった
『鬼ごっこ』
の事を思い出します。でも、今は何かと物騒な時代・・・学校から子供達の遊び声が消えていると聞きます。
今や学校には、包丁を持った金髪の鬼が来て子供を襲う時代・・・小学生の頃、こんな
『リアルな鬼ごっこ』 は体験したくない。『鬼さんコチラ、手の鳴る方へ・・・』 この楽しい言葉もまた、『死語』
になるかもしれない・・・何かにつけて悲しいコトばかり・・・どうにかならないモノか。
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いや〜『石の流し台』 と言うか、『水飲み場』
と言うか・・・何とも懐かしい香りがします。
ちなみに対岸の 『安芸津地区』
に上水道が設備されたのは、そんなに古い話ではなく、1957年 (昭和32年)
との事・・・きっと井戸水がキレイだったんでしょうね。
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A方向 オープン廊下中ほどには、ビンテージなトイレがありました。入り口には 『便所』
の文字が誇らしげに掲げてあります (笑) 。今日では絶対に考えられない、男女兼用です。でも、これが正しい姿かも ?
しれませんね。
但し、各便器にはそれぞれ、『一年生』 から 『六年生』
用を示すプレートが貼られており、一番右側には、『職員』 用のプレートも・・・牧歌的かつシステマティック!
義務教育の原点を見たようです。
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こちらの写真は 『ニノキン』
銅像がある裏手方向の様子です。 小ぢんまりとした、可愛いたたずまいという事が、お分かり頂けるでしょうか?
この写真には写っていない、すぐ左方向に、雰囲気を台無しにする
『コーラの自動販売機』
があります。しかも僕が買おうとしたら、お金が入りませんでした・・・本当に鉄の箱、イヤイヤ、鉄のゴミです。 どうして、『コーラの自動販売機』
はメンテナンスがよくないのでしょう? よく使えない 『ダメなコーラの自動販売機』
に遭遇します。
せめてココに置くなら、缶じゃなく、古いボトル瓶のタイプにしてくれ!
なら壊れていても笑って許してやる・・・ でも、待てよ・・・このロケーションなら 『コーラ』 より 『ミリンダ』
の方が似合うかも?
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温故知新、使い古された言葉ですが、今さらながら納得させられてしまいます。何につけ、先人はウマイ事を言ったモノです。
誰もがある事でしょうが、20代の頃は海外への憧れが強く、特に
『イギリス』 が好きだった僕は、何度も渡英し、結局、住んでいた事もあり、今だにガレージも借りている為、『ふら〜』 っと 『イギリス』
の田舎街に行く事もしばしばあります。 今でこそ、多少たりとも、海外の生活には慣れましたが、初めて行った頃には、古い物に対するスタンスが、我々、日本人とは大きく異なる事にカルチャーショックを受けたモノです。
『ヨーロッパ』
は特にと言っていい程、古い物を捨てない、壊さない、とにかく物を大切にする印象を受けました。『イギリス』
で言わせてもらうと、どの街でも、今だに歴史的な建物が現役で活躍していますし、郊外に出ると、チューダー朝の建物を見る事も珍しくありません。
その反対に日本と言えば、現役を終われば、すぐにお払い箱・・・その繰り返しにより、戦後日本の急激な成長があったのでしょうが、それと引き換えに、大切な心の部分を多く失って来たのでは?・・・と、思います。 ここへ来て『古民家ブーム』等、古い物に対する価値観が見直されて来ていますが、これが一過的なブームではなく、深く日本人の心に浸透して欲しいと思います。
ただ、古い物を愛するには心のゆとり=経済的なゆとりが無いと不可能です。今や日本は超格差社会・・・年収200万円台の貧民層も急増中、無貯金世帯が25%もある現状に、もはや
『温故知新』 は 『死語』 になってしまうのでしょうか?
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『大芝小学校』 の玄関口です。 どうして、こんなにも 『木造校舎』 と 『青空』
は相性がイイのでしょうか?
ちなみにこの 『大芝小学校』 ですが、『廃校』 ではなく『休校』 扱いとの事・・・1997年に
『大芝大橋』 が出来てから後、『休校』 になったそうですよ。この期間中 (休校中) は、近郊の 『小松原小学校』
の学区に編入とのコト・・・ まぁ、諸事情があるのでしょうが? 『廃校』 ではなく
『休校』・・・いかにも日本人的な、あいまいな表現が泣かせます。日本人はあいまいな表現や、ダメな物でも肯定的な表現をする事が、宇宙一ウマい民族ですからね。
売れなくなった雑誌は
『廃刊』 とは言わず、『休刊』 、一発屋のバンドが解散する時は 『発展的解消』 、それに、お役所のバカがよく言います・・・
『現在、ご期待に沿える回答が出来る方向で、調整中』 等、何とでも解釈の付くテンプラ言葉をほざきます。 また、三流バンドの
『ドサ回り』 は 『クラブサーキット』、美容院の 『でっち募集』 を 『スタッフ急募』
とかね・・・日本語はホント美しい(笑)。
僕らも使いますよ、『軽レストア』 とか 『実働・現状』
とかです。言ってる本人も分かるような、分からないような (苦笑)
・・・まぁ、このあいまい加減が、日本の良き文化のひとつなのでしょうから・・・ でも 『セフレ』 や 『エンコー』
って言葉はどうなんでしょうね? ダメな行動をあまりにも、言葉遊びで肯定し過ぎているとは思いませんか?
今の日本は・・・
| さて、僕が訪れたこの日は、ご覧のとおり 『超』 が付く程の 『快晴』 !
何がある訳でも無いのですが、島の空気、木造校舎のロケーション・・・正直、一瞬でも忙しい日常を忘れさせてくれます。健全なトリップの仕方ですね(笑)。 嬉しい事に都会の学校みたく、壁や金網、勿論、監視カメラ
(笑) がある訳ではなく、『Welcome』 状態 ! カメラを持って、『木造校舎』 の周辺を散策させて頂きました。
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『上の写真』 学校の裏手にある、『ニノキン』
銅像の横から奥をドーンと見渡した様子です。奥行きの深さとオープンデッキ調 ?
の廊下兼、離れが何とも微笑ましい・・・真っ直ぐ行った右=A方向の様子は左の写真Aを、奥=B方向の様子は下の写真Bを、左=C方向の様子は右の写真Cをご覧下さい。
『下の写真』 B方向 奥には 『ビワ』
& 『ミカン』 の搭載用でしょうか ? 大変に古い三輪車が置いてありました。いわゆる、『ビンテージクラス』
に属しますが、手入がれよく行き届いており、とてもイイ雰囲気を出していました。ツウの言う、ワンオーナー、ミント・コンディションとでも称しましょうか・・・
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いかがでしたでしょうか?
こういった古い木造建築に対しては、誰もが、何らかの思い出があるのではないでしょうか ? ここまでの 『木造校舎』
ではなくとも、結構ビンテージな校舎で小学校の頃に学んだ方、田舎のおば〜ちゃんの家が結構古いとか、どこか人生の中で古い木の建物の優しい記憶があるのではないでしょうか?
皆さんはどうですか?
たまにはゆっくりと、『木造校舎』 を見るのも悪くないですよ・・・
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今回、一緒に 『大芝島』 に来た相棒は
『1969年型のVESPA 50N』 です。『VESPA』 はどこにでも似合います。また、『木造校舎』
も何とでも相性が合います。双方、夢の? (笑)
コラボレーションは、この次のページでご覧下さい!
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つづく→
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ご存知 『二宮金次郎 (尊徳) 』
の銅像が、学校の裏手にありました。最近ではレアですね。盗まれて、『ヤフーオークション』
に出品されなきゃいいが・・・と心配なのは僕だけでしょうか? (笑)。
この方、江戸末期に、ボンビー (死語?)
な農家に生まれ、『本を読む時間があるなら、働け ! 』 と、言う、親の 『チャイルド・アビュース』
に耐え、寸暇を惜しみ、薪を背負いながら勉強したと言う、四畳半フォークのような子供です。
後に武士にまで出世して、『明治時代』
には 『農地改革』 に尽力を尽くしたイイ奴なんだけど、この銅像は子供達に努力の尊さを教える物ではなく、昭和初期に
『大日本帝国主義のプロパガンダ』
的な役割として、強引に日本中の学校に配置された物です。
『努力すれば報われる』
・・・いい響きですが、今の日本は
『努力しても報われません』。お金のある人だけが報われる、分かり易い時代です。近年、『二宮金次郎 (尊徳) 』 の説く
『努力』 『勤勉』 等の物語は寓話でしかありません。そのうち 『努力』 と言う言葉が、辞書から無くなるかも ?
しれませんね。
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こちらの銅像 & 石碑は 『ニノキン』
銅像の横にあるモノです。経緯は不明ですが、もの凄く躍動的な子供の銅像 (左はし)
が印象的です。ある意味ポップでもあります。
1997年以来、放置されている為、少しコンディションが悪くなっているようですが、この周辺の雰囲気には、今の少しヤレた感じがベストかも?
しれません。でも、これ以上、状態が悪くならない事を祈ります。
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こちらの写真は 『ニノキン』
銅像の目線から撮影したモノです。
普通、『ニノキン』 銅像は校庭中の百葉箱とかの横に、ディスプレイ ?
してあるイメージがありますが、ここ 『大芝小学校』 では、海が見渡せる、いわゆる 『オーシャンビュー』
に置かれています。誰も見ていない時、本から目を離し、この海を眺めているかもしれませんね(笑)。ロマンチックな絵です。
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C方向 オープン廊下中ほどに校舎の裏口がありました。あたり前の事ですが、全てしっかり施錠されていますから、校舎内には入れません。廊下に面した小さなガラスが一枚割れていたので、ソコからレンズを入れて、撮影した写真がコレです。
とってもイイ雰囲気ですね・・・生徒さんがいた頃には、これらの木の階段とかは、ピッカピカに輝いていたんでしょうね。中に入って見学させて頂きたいモノです。
余談ですが、最近では
『木造校舎』
を見る事は皆無ですね。そうでなくても少子化のおかげで、多くの小学校が統合、廃校を余儀なくされています。
仮に
『木造校舎』 を発見して、『あっ!
素敵だな〜』って思って近づいて見ると、多くの場合が廃校後の放置状態・・・風雪にさらされて傷む一方・・・で、気が付けばサラ地になり、ほどなくコインパーキングとかになっていたります(笑)。
そんな中で、今でも現役で頑張る
『木造校舎』 も沢山あります。 『中国地方』 で言うと、『岡山県』 の 『吹屋小学校』
とかが有名ですよ。1999年に校舎築造から100年をむかえ、今だ、現役のバリバリです。興味のある方は、これらの 『木造校舎』
の事を調べて見るのも、楽しいのではないでしょうか
?
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誰かが校庭を手入れされているのでしょうか?
ピンク色のキレイな花が咲いていました。
僕は、花に縁の無いモノトーンな生活をしているので、花の名前を知る余地もありませんが、確かこの花、吹くと音が出る花だったハズ・・・小学校の頃やった記憶があります。でも僕だけ、うまく音が出なかった悲しい記憶が(苦笑)・・・
久しぶりにやってみようかな?って思いましたが、いい大人がキレイに咲いている花を摘むのはココロもとない・・・ いい大人がピンク色の花をが摘むのは夜だけで十分・・・(笑)。
お後がよろしいようで・・・
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